有機物リサイクルシステムで持続可能な社会を
正和電工株式会社
自然の力で分解できない大量の糞尿は土壌汚染、そして環境破壊へとつながります。正和電工のバイオトイレシリーズはこうした問題の解決に取り組みます。 バイオトイレBio-Luxイメージ バイオトイレBio-Lux国土交通省認定・新技術NETIS No.HK040017-A
   
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正和電工株式会社
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メディアに取り上げられた最新の情報・記事の抜粋をご紹介いたします。
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水要らずのバイオトイレ導入 岐阜県益田郡小坂町
官庁速報/時事通信社(平成13年12月12日)より抜粋
 小坂町は、水も土壌菌も使わずに大小便を分解するバイオトイレを導入した。 トイレ内におがくずを入れ、温度管理した上で、スクリューでかき混ぜる仕組み。 同町は「くみ取りや浄化槽が要らず、水の不便な公園などで活用できる。おがくずは使用後、花壇の肥料として利用できる」(地域活性課)としている。
このトイレは、北海道旭川市のメーカーが開発。おがくずを温度50-60度で維持・管理し、原則4時間ごとに内部のスクリューが回転する。 人間の大小便に含まれる腸内細菌と、おがくずに含まれる酵素を利用して、大小便を水と二酸化炭素に分解。アンモニアの悪臭は消え、おがくずも年に2、3回、 半分程度入れ替えるだけで済むという。
町はこのトイレを、公園など二カ所に設置。一基の導入経費は500万円程度。財源は県が助成する間伐促進補助事業などを活用した。

バイオトイレの可能性は 中国・東北師範大学副校長らが視察
あさひかわ新聞(平成13年11月20日)より抜粋
 家畜用のバイオトイレの開発を進めている正和電工(橘井敏弘社長)は、東神楽町にある田村ファームで実験を続けているが、 16日には中国の東北師範大学副学長の盛連喜氏が訪れ、効果などを視察した。
同社は今年から家畜用の糞尿を無害化し肥料に使えるバイオトイレの開発に着手し、これまで豚の糞尿で成功を収めた。 さらに牛の糞尿ではどのようになるか、実験を田村ファームで続けている。
盛副学長は、日本学術振興会の招きで日本を訪れている。環境問題に取り組んでいることから、バイオトイレの存在に関心を持ち、この日の視察となった。 盛副学長は、バイオトイレ制作を指導してきた北海道大学大学院の寺沢実教授や橘井社長の説明を聞きながら積極的に質問していた。
視察を終えた盛副学長は「中国でも家畜の糞尿の処理は問題になっています。バイオトイレは水を使わず、肥料にもなるという大変優れた点があり興味が深まりました。 橘井社長らに中国に来てもらい、具体的な利用を現場で考えてもらいたいものです」と話していた。
家畜の糞尿処理のためのバイオトイレは東南アジア諸国からも注目を集めていて、26日には中国の南京大学環境学院長の陸根法氏も視察に訪れる予定になっている。

家畜ふん尿バイオトイレ 「実用化 中国でも」 −大学副学長、東神楽で視察−
北海道新聞(平成13年11月17日)より抜粋
 【東神楽】環境保護機器開発・販売の正和電工(本社・旭川、橘井敏広社長)が開発している家畜の糞尿の バイオトイレを視察するため中国東北師範大学の盛連喜副学長が16日、試験運用中の上川管内東神楽町の田村ファーム(田村利弘社長)を訪れた。
正和電工が試作開発した家畜用バイオトイレは高さ、奥行きともに2メートル、幅5メートルの箱形。使用済みのおがくずは堆肥などに利用できる。
盛副学長は処理槽をのぞき、「水洗のように水を使わず、最後には肥料になるなど活用の幅は広い。中国でもぜひ実用化したい」と話していた。 橘井社長は「まだスクリューへの負担が多く、電気代も月に4万円かかるなど改良の余地はあるが、必要不可欠なものと思う」と意気込んでいた。

国際福祉機器展2001 オガクズを利用した環境に優しい『バイオトイレ』が話題 正和電工
工業技術新聞(平成13年11月10日)より抜粋
 正和電工は10月24日〜26日まで東京ビッグサイトで開催された「国際福祉機器展2001」に、地球環境に優しい「バイオトイレ」などを出展、来場者より好評を博した。
同製品は水や薬品を一切使わず、排泄物とおがくずをスクリューで攪拌。微生物の働きでほぼ一昼夜で全く臭いのないコンポストに変化させる。水を使用しないため、断水したときにも困らず、 施工面も現在のトイレスペースで1〜2日程度の簡単な工事で容易に取り替えられる。新築の場合は外から出し入れできるようにする。
設置すれば汲み取りを依頼する煩わしさから解放され、しかもコンポストの回収も年2〜3回、二分の一から三分の一程度の量を交換するだけでOK。家庭菜園にする場合は、そのまま無公害の土壌改良材として利用できる。
お年寄りや体の不自由な人を抱えてトイレに連れて行くのは介護者にとって大変な負担である。またお年寄りや体の不自由な人達も人手を煩わすことなく自力で用を足すことを切望している。
同社ではこのようなニーズに対応するためバイオトイレを利用した「介護用家具調イス式バイオトイレ」を開発。外見はトイレに見えず、室内に発生する臭いもないので誰にも気づかれることなく部屋に設置できる。 従来の介護用トイレに比べると、格段の快適さが実感できる。

行政側もベンチャービジネスに支援を
北海道建設新聞(平成13年11月9日)より抜粋
 旭川ベンチャーカレッジで講師を務めた正和電工の橘井敏広社長は、ベンチャービジネスの問題点は資金だと指摘。 資金調達については事業や考え方、人間性、将来性を判断できる銀行選びを受講者に勧めた。講義の中では同社の主力商品「バイオトイレ」は 1991年に受けた胃の摘出手術と2ヶ月の入院生活で、食が進まず食べ残した物が気になりだしたのが事業に着目したきっかけと明かした。
バイオトイレを今年9月糞尿処理で衛生問題に悩むフィリピンの国立公園へ寄贈。同国環境大臣から直接感謝の盾が贈られた。
新たなニーズをつかみ、柔軟な発想で製品を開発するのはベンチャーの最も得意とするところ。ただ資金力に乏しいため、製品の効果的なPRが難しい。 「行政側も、もっと地元が開発した商品のPRや助成を」と訴えた。

オガクズで家畜糞尿が消える!
農業電化(2001年10月)より抜粋
 家畜排泄物は、これまでも本道の農産物、飼料作物の生産に有効利用されてきましたが、近年、経営規模の 拡大や高齢化に伴う労働力不足などのため、経営農地に還元される割合は年々減少し、その結果、地下水や河川の汚染、悪臭、 病害虫の発生などを引き起こし、環境問題化しています。
道内の家畜の使用頭羽数は今後も維持ないし増加が見込まれており、このため、北海道ではこれまで 1,糞尿処理施設の計画的な整備、2,糞尿処理技術の確立、3,家畜排泄物の利用の促進を進めてきましたが、思った以上に効果が 上がっていません。
そこで、今回はオガクズで家畜糞尿処理の研究開発に取り組んでいる旭川市の正和電工株式会社の「家畜用バイオトイレ」の 紹介をさせていただきます。
バイオトイレは普通のオガクズを活用して糞尿処理を行います。オガクズは腸内細菌に活動する場を与え、糞尿は無臭の内に 分解されることが化学的に証明されています。バイオトイレは水を使わずどこにでも設置可能、きれいで無臭。 種類も豊富で、一般家庭は勿論自衛隊・富士山・動物園と全国的に設置されています。
養豚農家での公開実証試験により確認された大型バイオトイレ(家畜用)の問題点・改善点は現在、使用者の使い勝手を含め 検討がすすめられています。平成11年11月に施行された「家畜排せつ物の管理の適正化および利用の促進に関する法律」から 2005年までに畜産農家に対し、家畜糞尿のしかるべき処理施設を設備することが義務づけられます。
したがって、道内において最も需要の多い乳用牛の糞尿処理試験なども視野に入れ、より多くの畜産農家にバイオトイレを活用 いただくため、お客様のニーズに応えた製品開発と最大のハードルである制作コストの低減につとめ、少しでも安くお客様に 提供できるよう努力していきたいと熱く抱負を述べられておりました。

環境にやさしいバイオトイレに感謝!  橘井敏広(正和電工KK)
日本木材学会 ウッディエンス第53号(平成13年9月25日発行)より抜粋
 バイオトイレ「バイオラックス」が木材業界で伝統と権威ある日本木材学会技術賞を受けました。大変有り難く、身に余る光栄と思っております。誠にありがとうございました。
「バイオトイレ」は、オガクズに条件を与えることで、「糞尿が見事に消える」ことが実証され、実用に充分耐えられることがマスコミを通して日本全国に広がりつつあります。 信用と信頼度の低かったバイオトイレが特許を取得、更に学会の技術賞を受賞したことは、日本国の糞尿処理方法を根本的に考え直すキッカケになるかもしれません。
行政は「水洗トイレ」を強力に推進させる立場から、下水道工事に莫大な予算をつぎこんでいます。その便利さから、水洗トイレは文明のバロメーターとさえ言われています。 しかし、最近の糞尿処理問題に関する環境問題、災害問題、介護問題、リサイクル問題等の高まりで、疑問に感じる人達が増えてきました。
バイオトイレの登場は国政を変える位の重大事件と考えます。私はバイオトイレと出会ったことで、実に多くの素晴らしい仲間達に出会っています。「産、官、学」と その人脈も驚くほど多くの人達がバイオトイレに集まっています。
経営理念で「共に前進、共に繁栄」をスローガンに掲げて27年会社経営を行ってきましたが、バイオトイレとの出会いで更に弾みがつきました。バイオトイレを普及拡大することが 地球環境を良い方向へ導くことになります。使命感をもってバイオトイレ事業に専心できることに幸せを覚えています。
最後に、今回の日本木材学会技術賞受賞に関して協力をいただいた全ての皆様に感謝いたします。ありがとうございました。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

旭川の企業トイレ贈る マニラの国立公園に設置
北海道新聞(平成13年9月19日)より抜粋
 マニラでは下水道整備が遅れているため、し尿がそのまま川に流されるなど水質汚染が社会問題となっている。 解決のために技術支援に当たっている東京工大の石川忠晴教授が、この分野で全国的に知られる正和電工(本社・旭川、橘井敏弘社長)をフィリピン政府に紹介した。 今年2月、フィリピン政府環境省幹部が同社を訪れ、バイオトイレを視察。効果が期待できるとして提供を求め、同社はトイレ2基(計240万円)をさっそく無償で贈った。
フィリピン政府は今月2日から5日間、橘井社長や石川教授ら3人を同国に招待。滞在中、アルバレス環境大臣も出席し、アキノ国立公園でトイレの起工式が行われた。 同大臣から橘井社長に「環境保全に貴重な貢献をした」として感謝の盾が贈られた。トイレの建物を現在造っており、使用開始は10月の予定。
橘井社長は「フィリピンでの注目度には驚いた。今後も水質浄化の技術でアドバイスをするなどの協力を続けたい」と話している。

富士山頂にバイオトイレ 正和電工が高地耐用実験
日経産業新聞(平成13年8月24日)より抜粋
 バイオトイレは富士山頂の環境美化に役立つか−。正和電工(旭川市、橘井敏弘社長)は、便やトイレットペーパーを 細菌の力で分解するトイレを富士山の標高3720m地点に設置、耐用実験を進めている。高地でのバイオトイレの性能を試すため 静岡県と山梨県から委託を受けた。富士山頂には便槽の大きさが0.5立方メートルのタイプで、センサーに反応してスクリューが 自動運転されるよう改良した2台を設置。販売代理店の芙蓉プロポーション(東京・千代田、溝口治社長)が細菌の力が落ちない ように一日おきに交互に運用している。
1回200円のチップ制で利用は平日で約150人、週末で200〜300人程度。現状では「機器の故障もなく、細菌による 分解も好調」(芙蓉プロポーション)という。実験は8月25日までだが、終了後も現場に残して活用できないかを協議中という。

水不要 おがくずで屎尿を肥料化 バイオトイレ 幅広い用途 --山小屋、介護、災害に
讀賣新聞(平成13年8月22日)より抜粋
 今月5日早朝、富士山頂須走口は、ご来光を見に来た登山客で大混雑し、山小屋が並ぶ通りの一角のトイレに長い列ができていた。 垂れ流しの古いトイレに加え、今夏は静岡県と山梨県が2種類のトイレを置いて実証実験を行っている。3つのトイレのうち最も人気が高いのは、 おが屑に屎尿を混ぜて微生物分解するバイオトイレだ。
列に並びバイオトイレを初体験した。既に100人以上が使った後なのににおいがない。洋式便座の中に見えるのはおが屑だけ。 水がないからはねる心配もない。使用後にわきのボタンを押すと、もこもこと攪拌が始まった。おが屑方式のバイオトイレは既に昨夏、5合目で45日間、計8000人の使用に耐えた。想定の3倍の能力を確認できたという。
秘密はおが屑にある。北海道大学大学院農学研究科の寺沢実教授によると、おが屑は粒形で表面積が大きく、粒子と粒子の隙間が広い。 粒子自身も多孔性で空気にさらされやすく微生物が繁殖しやすい。屎尿に含まれている腸内細菌が活発に働き、素早く有機物を分解、 おが屑には窒素やリンがたまり、肥料に変わる。
におわないのも、おが屑効果。臭気の主要因となるアンモニアは尿中の尿素を便中の嫌気性細菌が分解して発生する。だが、 おが屑は尿を吸って便と分けるため、嫌気性細菌が働かなくなってしまう。
排水管工事も不要なため設置が簡単で低コスト。すでにキャンプ場や工事現場、公園、南極基地にもある。
バイオトイレは水なしで使えるため緊急時に役立つ。介護用としてベッドわきでも使える。住宅用としては小型化が過大だが、実際に 設置した家庭では、生ゴミも処理でき好評という。
寺沢教授は「水洗トイレは流すためだけに大量の水を使い、処理後の無機物は川や海に流れる。こんな方式はもう限界。 日本の下水道普及率は60%。自治体の費用負担も考えると家が点在する農村部はバイオトイレが現実的」と話す。
その点、下水道がない発展途上国の大都市でこそバイオトイレの長所は最大限に発揮できそうだ。東京工業大の石川忠治教授の グループは、フィリピンのマニラ首都圏の有機物循環社会構想をまとめた。汚染が深刻な都市河川を浄化するため、主要汚染源である 屎尿をバイオトイレで肥料に変え、農業にも役立てる一石二鳥の構想。フィリピン環境省も関心を示し、来月にはマニラ市内に バイオトイレ一基を置き、市民の反応を調べる。五輪へ向け環境整備を進める中国からも試験的に置きたいという要望がメーカーに 来ている。
循環型社会を目指す21世紀。水を使わず、資源化するバイオトイレの可能性は大きい。

北の技術 バイオトイレ 正和電工(旭川市) - 悪条件でも細菌が快適処理 -
日本経済新聞(平成13年8月21日)より抜粋
 旭川の養豚場、富士山頂、南極昭和基地、フィリピン。正和電工のバイオトイレが活躍している場所は一風 変わっている。通常のトイレが設置しにくい場所が多いからだ。
「社員10人の3ヶ月分の尿や大便を処理しました。さらさらで悪臭もないでしょう、さあどうぞ」橘井敏弘社長は訪れる 見学者に便槽内のおがくずに素手を突っ込むよう“強要”する。それほど商品に強い自負を持つ。
原型は長野にあった企業が開発中だった製品。橘井社長が目を留め、共同研究を持ちかけた。しかし、提案から1年ほどで 相手企業が経営破綻。正和電工が意匠などの工業所有権を買い上げ、独自に開発を進めてきた。
今でも厳寒の冬祭り会場や富士山頂など、あえて悪条件下を選び実験を繰り返している。便槽内のおがくずの量やかき混ぜる スクリューの形など、条件の組み合わせは多種多様。実験で利用者に指摘される疑問や不便さは、改良のチャンスと前向きに とらえている。
動力源に風力発電と太陽光発電を併用するタイプや、スクリューを手で回すタイプなど製品のバリエーションも増え、 ペット用や介護用、業務用生ゴミ処理など用途も広げている。
旭川の畜産業者の協力で豚の排泄物処理を実験中。条件を微妙に変えた2台を交互に使い、1日0.5立方メートルの 排泄物を処理する。実験を見学した北大大学院の寺沢実助教授は「正和電工の試みは細菌の力をうまく活用している。 水で排泄物を流した後、水中に強制的に空気を送り込んで処理する下水道と違って無駄がない」と指摘する。

正和電工の家畜用バイオトイレ 公開実験は予想超える“大成功”
メディアあさひかわ(8月号)より抜粋
 北海道農業にあって家畜の糞尿処理問題は火急の重要案件となっている。今回の正和電工の家畜用バイオトイレ開発は こうした問題に正面切って挑もうというプロジェクトになる。
  公開実験では、一般用バイオトイレのほぼ16倍の処理能力を 持つと算出された実験機2基を作り、旭川市内の養豚業、大坂畜産に運び込んで進められた。実験の最大のポイントは、膨大な 量の糞尿を投入し続けても微生物が正常に活動を続けるかに置かれた。
結果は現地で行われた報告会で確認されたが、糞尿は完全に分解処理された。更に驚くのは悪臭の少なさで、北大大学院農学研究科の 寺沢実教授もその成果に太鼓判を押した。
次のテーマは余力の確認。処理能力になお余裕があるとみられるが、数字がどの水準に落ち着くかは、実用化の際の経済性と密接に 関わる問題だけに、8月以降今年12月頃までじっくりデータを揃えていく予定。農家が納得できる価格をめざし、橘井社長の挑戦は なおも続くことになる。 
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バイオトイレで発展途上国支援  東工大グループ 水浄化、比で実験へ
読売新聞(平成13年7月23日)より抜粋
 人口過密による水汚染が深刻な発展途上国の都市環境改善のため、ふん尿を微生物分解するバイオトイレを使った 有機物循環社会構想を、石川忠晴・東京工業大教授のグループがまとめた。
同教授のグループは5年前からマニラ首都圏を対象に発展途上国の都市の水循環を研究してきた。現地では下水道を作る 経済的余裕がなく、川に、ふん尿や生活排水が浄化能力の数倍も流れ込んでいた。
汚濁物を減らすしかないと考えた石川教授が着目したのがバイオトイレ。これを発展途上国の都市で使えば、農村から流入した 食べ物を肥料に変えて戻すことが出来る。輸送路として発達した水路網を使えば交通渋滞や衛生上の問題もない。さらに 肥料の製品化工場などで必要な仕事が、雇用を生み出す。
この構想に関心を持ったフィリピン環境省首都圏局の幹部が2月に来日、北海道旭川市のバイオトイレメーカーを訪問。 メーカーから提供されたバイオトイレ一基を今週中にもマニラ市内の公園に置き、実際に市民に使ってもらう。石川教授らは8月 現地にて使用者アンケートを行うほか、9月には現地の有識者を集め、有機物循環社会構想を発表する。

富士山頂に完全循環式トイレ
讀賣新聞(平成13年7月15日)より抜粋
 富士山頂のトイレ事情を改善しようと、非営利組織(NPO)の「富士山クラブ」(本部・静岡県三島市)は14日、山頂の 浅間神社奥宮付近に、汚水を出さない「環境バイオトイレ」四室を初めて設置した。15日から8月下旬まで使用できる。
トイレは2種類あり、「杉チップ型」は、杉の幹を刻んだチップに生息するバクテリアが、し尿を二酸化炭素と水に分解し、水を 洗浄用に再利用する「完全循環式」。水とくみ取りが不要な「おがくず型」は、おがくずが、し尿中の微生物の働きを助け、 有機肥料に変える。
富士山の登山者は、夏の2ヶ月で約30万人。2種類合わせた処理能力は1日当たり計600人。同クラブは、利用者に200円 程度のチップを払ってもらい、市民や企業の寄付で賄った設置費用約1300万円の一部に充てる予定。

においもなく水も不要 動物園内の「バイオトイレ」が好評
あさひかわ新聞(平成13年7月10日)より抜粋
 旭川市旭山動物園に設置されている水を使わない、オガクズを利用した「バイオトイレ」が好評だ。
動物園には、中央にある二つの仮設トイレと、正面入り口横のトイレにバイオトイレを設置している。泡で便そうを洗浄していた 汲み取り式トイレだった以前と比べ、入り口の方まで届いていたという嫌なにおいがまったく無くなった。水は使わないため、断水の 時も困らない。必要なのは、電気代だけで、バキュームカー費用の節減にもつながった。
小菅正夫園長は「交換したオガクズは花壇や牧草地の肥料として使うので、どこにも迷惑をかけないで簡潔なのがいい。 いずれは園内すべてのトイレに導入したい」と話している。
バイオトイレは、環境機器の開発販売を手がけている正和電工(橘井敏弘社長)が商品化している。お年寄りや体が不自由な人が 室内で使える椅子式や、ペット用のバイオトイレもある。

旭川正和電工 家畜ふん尿 バイオで処理
北海道新聞(平成13年6月20日)より抜粋
環境機器の開発、販売の正和電工(本社・旭川、橘井敏弘社長)が、家畜のふん尿処理用に試作した 「バイオトイレ」の実験が上々の成果を上げている。二十日間で十トンの豚のふん尿の分解処理に成功、臭気の 発生もなく実用化に前進している。
実験は、旭川市内の畜産業者の敷地内に家畜用試作機二台を設置、先月二十八日から毎日0.5トンの豚の ふん尿の処理を行ってきた。十九日に現地で行われた報告会では、分解の様子や臭気の状況を参加者が確認した。 実験を指導する北大大学院農学研究科の寺沢実助教授は「においも消え、実験は順調に進んでいる」と評価した。
同社の橘井社長は「省力化のために、おがくずの交換は三ヶ月を目標にして実験を進めて、将来は実用化したい」と話した。

正和電工 畜産向け販売拡大へ バイオトイレ家畜ふん尿用に改良
環境新聞(平成13年5月23日)より抜粋
正和電工は、おがくずに繁殖させた微生物の働きでし尿を処理する「バイオトイレ」を拡販する。 これまで人間のし尿処理で業績を伸ばしてきたが、四月十八日には大型施設で家畜ふん尿処理の実証実験に着手し、 畜産向けで営業を強化する。
このほど開始した家畜ふん尿の実証実験では、人間のし尿処理向け装置を大型化し、 一日に0.5立方mのふん尿を処理する。運転条件を検討し、畜産向けに改良を進める。
同技術は四月二日、日本木材学会技術賞を受賞するなど高く評価されている。

正和電工「バイオトイレ」日本木材学会技術賞を受賞
環境緑化新聞(平成13年4月15日)より抜粋
 オガクズで糞尿を処理する「バイオトイレ」が日本木材学会技術賞を受賞。4月2日、授賞式が東京大学弥生講堂で行われた。
開発したのは正和電工(株)(北海道旭川市・橘井敏弘社長)で、平成7年よりバイオマス廃棄物の資源化循環に関する研究を重ね、 今回の受賞に至った。バイオトイレは、オガクズの人工土壌マトリックスという好気性条件下で、微生物が効率よく繁殖し、 素早く糞尿を分解、堆肥化するもの。これまで、国営公園や大学キャンパス、動物園などで設置。
同社ではこの技術を柱に、特許2項目、商標2項目、意匠12項目の工業所有権を持ち、様々な場面でバイオトイレの展開を図る。

富士山“環境”トイレ実験【オガクズ式が実用的で好評】今夏、山頂に設置
産経新聞(平成13年3月20日)より抜粋
 富士山の環境保全を図ることを目的に県環境部が昨年夏、富士山の須走口新五合目で実施した三種類の新型トイレ 利用実験で、オガクズを使用したバイオトイレの性能が最も良く、かつ利用者の使用頻度が高かったことが分かった。
県が実験に使った新型トイレは1,オガクズ式バイオトイレ、2,バブルジェット式トイレ、3,スギナチップ式バイオトイレの三台。
実験の結果、オガクズ式バイオトイレは床面積が広いこともあって期間中計八千四十二人が使用した。運転故障は全くなく、 においも他に比べて最も低いレベルだった。
環境部では今夏、このトイレを富士山頂に設置して同様の実験を繰り返し、さらに詳しいデータを集めることにしている。

おがくず・微生物で排泄物分解 バイオトイレに特許
朝日新聞(平成13年3月14日)より抜粋
 旭川市の正和電工(橘井敏弘社長)が開発した「バイオトイレ」の基本技術がこのほど特許を取得した。橘井社長は 「この技術は環境、介護、災害、リサイクルといった時代の要請にマッチしている」と話している。
基本技術の「廃棄有機物の分解処理装置」と「介護用椅子型トイレ」は「新規性、進歩性」を認められて2月23日付で 特許登録された。また、4月2日から3日間、東京で開かれる日本材木学会で技術賞を受ける。
普及への課題は、建設基準法で、下水の処理区域内では便所が水洗に限られている点だ。橘井社長は、道などと相談しながら、 国に法改正を働きかけていきたいという。

比政府の環境担当者 旭川の正和電工視察 マニラの衛生問題深刻化改善の切り札に
北海道新聞(平成13年2月15日)より抜粋
 フィリピン政府の環境・自然環境庁の幹部2人が14日、旭川市の環境保護機器開発、販売の正和電工を訪れ、 微生物の力でふん尿を分解する「バイオトイレ」を視察した。
視察に訪れたのは同庁のクリサルディ・バルセロ首都地方局長補佐(39)とエリザ・カプスティラノ首都地方局プロジェクト事務官 (57)。フィリピンの首都マニラには最近、職を求めて移り住む人が急増。多くの人がバラック(小屋)住まいを強いられており、ふん尿処理などの衛生問題が深刻化しているという。
しかし、費用面などから下水道整備を行うのは難しいため、バイオトイレが問題解決に有効ではないかとみて、11日に来日した。 一週間の日程で、同社での見学のほか、北大や東京工大も訪問し、バイオトイレの生物学的原理などについて学んでいる。
バイオトイレの実物を見ながら橘井社長らから説明を受けた二人は「電気や下水道のない場所にも使えるのは素晴らしい」 (バルセロさん)、「ごみ処理にも応用できそうで、期待できる技術」(カプスティラノさん)と興味深げに説明を聞いていた。
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