有機物リサイクルシステムで持続可能な社会を
正和電工株式会社
自然の力で分解できない大量の糞尿は土壌汚染、そして環境破壊へとつながります。正和電工のバイオトイレシリーズはこうした問題の解決に取り組みます。 バイオトイレBio-Luxイメージ バイオトイレBio-Lux国土交通省認定・新技術NETIS No.HK040017-A
   
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正和電工株式会社
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メディアに取り上げられた最新の情報・記事の抜粋をご紹介いたします。
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10年目標に活用を促進 バイオマス戦略
北海道新聞(2002年12月28日)より抜粋

 政府は27日、家畜の排泄物や稲わらなど動植物の資源をエネルギー源として有効利用する「バイオマス」推進のため、 「バイオマス・ニッポン総合戦略」を策定した。政府が研究を進めるほか、地方自治体や民間の研究・事業も後押しする。
バイオマスは石油消費を減らし、地球温暖化の防止につながる新エネルギーとして位置づけられている。
総合戦略では具体例として、農作物や廃材などを発酵させて取り出したエタノールをガソリンに混ぜ、車の燃料に活用することなどを挙げた。 現状では紙くずや家畜の糞尿、食べ残しの食料など廃棄物を軸に活用を進めているが、今後は稲わらやもみ殻、間伐材の利用も増やしていく。
年明けから農水省や環境省など関係省庁の推進会議を設置する作業に着手し、バイオマスのための施設整備に乗り出す方針。
地域主体の取り組みを重視し、2010年を目標に約500のモデル市町村で利用、活用をはかる一方、バイオマス関連の市場規模を2600億円にするよう目指す。
一次産業から出る廃棄物の多い道内は、国内でもバイオマス定着の可能性が高い地域と期待されている。 現状では家畜糞尿からガスを発酵させる方法が中心で、国や政府系機関(NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構)の実証実験のほか、民間企業や大学など数十カ所で取り組みが始まっている。 道も、政府の総合戦略を踏まえ、来年度にバイオマスの活用について総合計画を策定する検討を進めている。


微生物の力で残さ分解 家畜処理実験は成功
北海道新聞(2002年12月27日)より抜粋

 正和電工が、北海道畜産公社上川事業所で行っている家畜解体残さ処理実験の中間報告会が26日、同事業所で開かれた。 同社は「2ヶ月間で約45トンを問題なく処理し、故障もない」と実験の成功を強調した。
報告会には、旭川開建や上川支庁の農業担当者、環境関連企業など約30人が集まった。
実験は、牛の胃の中に残る未消化物「腹フン」など、家畜の屠殺、解体を行う同事業所から出る残さ物を、家畜処理用バイオトイレ (容量24立方メートル)で処理している。
12月23日まで68日間のデータを発表した報告会では、約45.2トンの残さ物が処理後に8.5トンになり、約36.7トンの大半が水に分解されたことなどの結果が分かった。 橘井社長は「腹フンは糞尿に比べて分解しにくく、2、3週間かかったが、最終的に粉末状に分解され、無臭。実験は予想以上に順調」とした。
北大工学研究科の船水尚行助教授は「微生物による有機物の分解に伴う発熱で、ヒーターの消費電力以上に水分が蒸発した」と説明した。
同事業所で実験を担当する佐藤勝典油脂課長は「残さ物1トン当たりの処理費は7145円で、電気代だけ。従来の廃棄物処理に比べ半額以下。残さの投入量を多くしたり、夏場になればさらに下がる」と話した。実験は来年4月まで行われる。


おがくず活用 バイオトイレ バリアフリーに
日本経済新聞(2002年12月25日)より抜粋

 おがくずを使ったバイオトイレを製造・販売する正和電工は、高齢者や身体の不自由な人の利用に配慮したユニバーサルデザイン(UD)型のトイレを開発する。
公園や動物園など野外の公共施設で設置が進むログハウス型が対象。現在は工場で組み立てた製品をトラックで輸送し設置しているが、「寸法に制約がありバリアフリーは不十分な点があった」(橘井社長)。
このため現地組み立て方式に切り替え、ドアの大きさや室内空間に十分なゆとりを持たせて設計する。
道の研究機関などの協力も得て、組み立てやすい部材の設計や製造コストを検討、半年後をメドに試作品をつくる。 「ログ部分に地元間伐材を使いたいという自治体の要望にも応える」(橘井社長)ため、部材の現地製造も検討する。


2002北のくらし大賞 奨励賞に正和電工のバイオトイレ 「旭川を一大生産拠点に」
讀賣新聞(2002年12月11日)より抜粋

「2002北のくらし大賞」(読売新聞北海道支社主催)の奨励賞に、旭川市の「正和電工」が開発した、おがくずで糞尿を処理するバイオトイレが選ばれた。
バイオトイレは、処理槽内のおがくずに潜む微生物が、糞尿を水と二酸化炭素に臭いもなく分解する。水を必要としないばかりか、使用済みのおがくずには、窒素やリン酸が含まれるため、肥料として再利用できるという優れものだ。
同社が開発を始めたのは8年前。エコトイレに関心を持った橘井社長がバイオトイレの原理を開発した長野県のメーカーから意匠権、商標権を買い取り、改良を重ねてきた。 初めは怪しげな商品と思われ、広告にも載せてもらえなかったが、利用者の立場から改良を重ね、信用性を高めてきた。
いまでは富士山に15台導入され、自衛隊の仮設トイレにも採用された。フィリピンや中国などから同社に見学に来るなど、海外からの注目も集めている。
橘井社長は「バイオトイレは日本だけでなく、世界中に普及する優れもの。旭川を生産の一大拠点としたい」と夢を語った。


バイオトイレ販売 正和電工 工場兼展示場が完成 増産を見込む
北海道新聞(2002年12月12日)より抜粋

 バイオトイレを開発、販売する正和電工が建設していた組立工場件展示場が11日、完成した。同社の展示場の開設は初めて。
工場件展示場は鉄骨平屋354平方メートル、建設費は約2250万円。バイオトイレの増産を見込み、同社に隣接する空き地約1300平方メートルを購入し建設した。
同社には二棟の倉庫があるが、バイオトイレの部品やその他の資材で満杯状態で、バイオトイレの完成品約30台は屋外に置いていた。新展示場には木製のログハウス風バイオトイレ十数台を展示する。
また、新工場にはバイオトイレに太陽光発電装置などを取り付けるためのクレーンも設置する。橘井社長は「これまでバイオトイレの修理や研究は協力会社の敷地内で行ってきたが、今後は新工場でできるようになる」と話している。


平成14年度北海道地方発明表彰式 旭川市にて挙行
会報あさひかわ(2002年12月号)より抜粋

 去る10月11日、社団法人発明協会の主催により、標記表彰式が、科学技術庁・特許庁・北海道経済産業局・上川支庁・日本弁理士会から多数のご来賓を招いて旭川市に於いて盛大に行われました。
式場には、道内各地から受賞者が出席し、嶌村発明協会北海道支部長の開会の辞で始まり、続いて、歌田発明協会副会長の挨拶があり賞状授与に入りました。
旭川からの受賞者は、正和電工(株)社長 橘井敏弘氏(旭川発明協会副会長)が、上位3番目に当たる、中傷企業庁長官奨励賞の栄誉に輝き、賞状と記念の盾が授与されました。


バイオトイレ増産へ 最新鋭の加工機導入
北海道新聞(2002年12月3日)より抜粋

 旭川市工業団地の金属加工業、ケンリツはこのほど、最新鋭の精密板金加工機を導入した。 環境機器開発などの正和電工からの注文生産を受ける「バイオトイレ」の受注増などを見込んだ投資で、 総費用は約1億円。現在は試験的に運用しており、年明けから本格稼働する。
導入機は、金属加工機製造大手、アマダの「VIPROS3-Z3510NT」。 コンピュータで作業手順や設計データを入力すると、自動的に機械が棚から材料の金属を取り出して作業台にセットし、 使用する金型も選択。打ち抜きや切り欠きなどの加工を、無人で行える。 従来機に比べ、寸法精度や作業速度も向上した。
同社は、この機械をバイオトイレ本体のほか、空調関連部材などの製造に使う。藤原社長によると、 既存の加工機が更新期を迎えたことに加え、売り上げの4分の1を占めるバイオトイレの受注増を見込み、 設備投資をした。同社長は、「従来機と比べ3-5割増の生産能力が見込め、人件費も大幅に減らせる。 最新鋭の加工機を、全道的な営業展開に結びつけたい」としている。


山の環境対策に好評 コストより制度が壁 −バイオトイレ普及に情熱
北海道新聞(2002年11月24日)より抜粋

 スポーツや芸能界で、平凡に見えた人がとんでもない大物になることを「化ける」という。旭川市の正和電工は、年商3億8千万の小さな家電卸会社ながら、革命的なバイオトイレを開発・販売し、家庭から社会へ、更に北の大地の環境保全へと大化けしようとしている。橘井敏弘社長に、次世代トイレにかける情熱を語ってもらった。

−バイオトイレの開発に本格的に取り組むようになったのはお母様の介護問題からというのは有名な話ですね。部屋の中で清潔に使えて介護にもってこいの製品は順調に普及していますか。
「残念ながら順調ではありません。1台90万円近くかかるから買えないのではありません。多くの老人は何百万から千万円単位のお金を残して自宅や施設で死んでいくのですが、生前に自分のお金を自分のために使えないという現実があります。周囲の都合で寝たきりにさせられ、オムツで排泄しながら尊厳を失っていくのは悲しい現実です」
−バイオトイレは、登山コースやお祭り会場などの仮設用には有望ですね。
「はい、旭川冬まつりや銀座商店街のまんだら横町で実験的に使ってもらい好評です。入山者が多い富士山でも実験に成功し、先頃、日本百名山もこぞって、バイオトイレを視野に入れた登山道の黄害対策に乗り出しました」
−それでも一般的に大きく普及してこないのは設備費が水洗式より割高だからですか。
「いいえ、総体的なコストなら水洗式より安い。普及が進まないのは、制度的なネックがあるからです」
−制度的、というと?
「バイオトイレは建設基準法上では『くみ取り式』になり、水洗地域で住宅を新築するとき、水洗式しか設置できないことになっています。 下水道法がバイオトイレを想定していない。下水道のない地域や山岳にしか設置できないということです。阪神大震災では避難先の学校の水洗トイレは断水のため全く使えなかった。あのときバイオトイレがあったら、と思います」
−道外や中国、フィリピン、イギリスなど外国からの視察が相次いでいると聞きます。
「トイレ問題は先進国、途上国を問わず深刻です。ログハウス風のバイオトイレには旭川の木材を使い、介護用のトイレにも旭川家具と提携しており、これからも旭川の産業の発展を頭に置いていきたい。旭川生まれの世界のバイオ産業として成長できればうれしい」
−介護用から、公共トイレへと広がってきました。最終目標は?
「家畜の糞尿処理です。酪農王国北海道には乳牛だけで130万頭が1頭あたり人間40人分の排泄物を出します。つまり5200万人が毎日、野原で排泄しているようなものです。 いま旭川市内の食肉処理場で大型バイオトイレの処理実験をしています。軌道に乗れば、酪農王国の環境保全の助けとなるでしょう」

−ホスト寸言−
バイオトイレはまだ能力通りの評価を得ていないと思う。その理由は現物を見ていない人にはどこか、うさんくささを感じさせるからだ。そのためにも、地元旭川がモデルケースとして積極的に活用することで、すそ野の広い地場産業に育つ可能性は大きい。


正和電工が道新文化賞受賞
北海道経済(2002年12月号)より抜粋

 水を使わずに糞尿を分解処理するバイオトイレの開発、普及に努めてきた正和電工(株)が平成14年度の北海道新聞文化賞(副賞100万円)を受賞した。
道内の社会文化、学術、経済などの分野で輝かしい業績を上げた人や企業を表彰するもので、同社は経済部門で選ばれた。
バイオトイレの制作は旭川を中心とした関係企業が互いに連携して取り組み、結果的に産業クラスターを形成している点が評価され、いまや旭川発・全国行きの商品として海外でも注目を集めている。
授賞式は11月6日に札幌グランドホテルで開かれ、橘井社長が出席した。


「バイオトイレ」の正和電工 管内初の発明“中央3賞”を受賞!
メディアあさひかわ(2002年12月号)より抜粋

 社団法人発明協会の平成14年度北海道地方発明表彰式が10月11日、旭川市内のホテルで開かれ、「バイオトイレ」を開発した正和電工(株)の橘井敏弘社長に中小企業庁長官奨励賞が授与された。 旭川市内の企業が文部科学大臣発明、特許庁長官の各奨励賞を含む“中央3賞”を受賞したのは「今回が初めて」の壮挙という。
日本として初めてとなるノーベル賞のダブル受賞の喜びに加え、国挙げて「知的財産立国」に向けた施策の強化に乗り出した最中の受賞で、「バイオトイレに関しては、富士山の実験成功が大きく評価されました。 今年は大雪山でも公開実験が行われ、“旭川から全国行き”の商品になり始めていることが認められたものと思います」と橘井社長も喜色満面。
ちなみに、商品名「バイオラックス」と命名されたこのバイオトイレに関しては、特許5本、特許出願中11件、意匠14件、意匠出願中2件、商標2件という“知的所有権”の総結集がある。
橘井社長は、「とても、これまで先行投資した分の改修という段階には至っていません」とはいうものの、創造的で付加価値生産力の高い自立的持続的な中小企業の育成を誘導しようとしている行政側としては、まさに模範生的な存在といっていいようだ。


特許5件 技術の粋 おがくずで排泄物を分解するバイオトイレを山小屋に設置
北海道新聞(2002年10月31日)より抜粋

 水を一切使わず、微生物の作用でし尿を分解する「バイオトイレ」を開発、販売する正和電工(株)。今夏には富士山山頂の山小屋にも設置、注目されている。
バイオトイレは、便槽におがくずが入り、使用後にモーターでスクリューを動かしてかき混ぜる。し尿は微生物の力で、臭いを出さずに10時間前後で水や炭水化物に分解。水分は熱で飛ばし、使用後のおがくずは堆肥になる。
仕組みは単純だが、5件の特許が使われている技術の結晶だ。開発者の橘井敏弘社長(55)は、「みんな最初は『これで本当に便が消えるの?』って信じてくれないんですよ」と笑う。
電機製品卸が本業の同社がバイオトイレを開発した契機は、1995年、橘井社長が病気で寝たきりの実母を見舞ったときの苦い記憶だった。病室にはおまるの排泄物のにおいが漂い、「何とかしたい」と痛感した。
半年後、おがくずでし尿を処理するトイレを長崎県のメーカーが製造しているのを知った。「これならにおわない」。直後にこのメーカーと販売契約を結んだが、間もなく倒産。仕方なく自社で開発を始めた。
おがくずは湿ると重くなりスクリューに負荷がかかるため、耐久性が課題だった。橘井社長はスクリューの形などを改良し、98年秋、第1号の商品で家具調ソファとトイレを組み合わせた室内介護用を販売。続いて屋外用も販売した。
複数の公開実験で、性能の確かさが浸透。旭川冬まつりや旭川市の旭山動物園などで次々と採用された。現在、1回数トンの家畜糞尿を処理できる大型タイプや、太陽光発電も実験中。外国からの視察も相次ぎ「水事情の悪い国にも広めたい」と橘井社長は語った。


水事情改善へ バイオトイレ 海外研究者ら正和電工視察
北海道新聞(2002年11月8日)より抜粋

 正和電工に7日、水事情が悪い中国やインドネシア、タイの研究者ら11人が訪れた。
政府や地方自治体の職員、研究者で、中国人が5人、インドネシア人4人、タイ人1人、エチオピア人が1人。 中国以外の参加者は、4−6日に札幌で開かれた環境資源学の国際会議に出席するため来日。北大大学院農学研究科の寺沢実教授が視察を呼び掛けた。
インドネシア科学員のシンタワルダニ主任研究員は「インドネシアでは下水道があまり機能していないので、興味深い。高温多湿のインドネシアでも使用できるか、研究したい」。


貢献をたたえて 「道新文化賞」の贈呈式
北海道新聞(2002年11月7日)より抜粋

 北海道の文化や産業への貢献を称える第56回北海道新聞文化賞の贈呈式が6日、札幌市の札幌グランドホテルで開かれた。
今年の受賞者は3個人1団体。社会部門は、ふきのとう文庫を創設した小林静江さん、学術部門が牛海綿状脳症(BSE)研究の第一人者である、動物衛生研究所プリオン病研究センターの品川森一さん、 経済部門が、バイオトイレを開発製造している正和電工(橘井敏弘社長)。また特別賞として脚本家倉本聰さん。
東功・北海道新聞社長が各受賞者にブロンズ像と副賞百万円を贈った。
小林さんは「大勢のボランティアが文庫の運営を支えてくれた」、品川さんは「動物プリオン病は研究者の少ない領域。大学のスタッフや学生に感謝したい」、橘井さんは 「バイオトイレは結果的に産業クラスターを形成している」と喜びを語った。


仮設用新型バイオトイレ「S-43型」の販売を開始
北海道新聞(2002年11月2日)より抜粋

 バイオトイレの正和電工は、このほど、新型で工事現場仮設用「S-43型」を10台完成させ、販売を開始した。 同社によると、既に1台が納入済みの他、「管内の現場やレンタル業からの問い合わせがある」と新製品の販売促進に力を入れている。
製作したのは男性用5台、女性用5台の計10台。
寸法は前幅1.2メートル(女性用1メートル)、奥行き2メートル、高さ2.65メートルで、入り口には出入りを容易にするため収納型のステップを設けた。 このほかトイレ内には自動センサーつき室内灯や鏡を標準装備。1日の処理能力は70〜80回で、交換時期は状態によって変動するが、2〜3ヶ月に1度程度という。
橘井社長は、工事現場仮設用トイレの開発で、「より安く、寸法を小さく、処理能力を大きくさせた」と話し、おがくずを使用してくみ取り不要なバイオトイレの効果をPRしている
価格は小便器付の男性用が200万絵円、女性用が190万円、屋根の色はレッド、ブルー、イエロー、ブラウン、グリーンの5種類。


バイオし尿処理1日に牛50頭分 正和電工が公開実験−従来品の4倍
北海道新聞(2002年10月29日)より抜粋

 微生物で屎尿を処理するバイオトイレを開発、販売する正和電工は、28日、従来品の4倍の能力を持つ家畜用大型バイオし尿処理機の公開実験を、旭川市内で行った。1日に牛約50頭分のし尿の処理が可能という。
実験用処理機は高さ約2.4メートル、横約11.7メートル、奥行き約2.2メートルで、容量約24トン。おがくずを入れた便槽にし尿を投入し、電力で金属製のスクリューを動かしてかき混ぜる。熱で水分を蒸発させ、固形分は微生物の力で分解してたい肥化する。 同市東鷹栖の北海道畜産公社上川事業所で16日に実験を始め、27日までに約13.5トンを処理した。
28日に行われた公開実験には、研究者や関連企業などの約30人が参加。牛の解体作業で出た胃の中の未消化物や肉片、脂肪分約800キロを投入すると、数分後に悪臭は収まった。橘井敏弘社長は「1トン前後なら2・3日で分解できる」という。 実験は約半年間続け、将来の商品化を目指す。
環境体験学習を実践する英国の団体「CAT」の研究開発責任者で、来日中のピーター・ハーパーさんも公開実験を見学。「実用化されれば世界の環境問題に貢献するだろう」と話していた。


食肉処理場向け廃棄物プラント 正和電工が公開
日本経済新聞(2002年10月29日)より抜粋

 おがくずを使って排泄物を処理するバイオトイレを製造・販売する正和電工は28日、食肉処理場の廃棄物を分解する大型処理プラント実験を公開した。 半年間かけてデータを収集、1年後の商品化を目指す。
処理プラントは幅2.2メートル、長さ11.7メートル、高さ2.3メートル。北海道畜産公社(札幌市、高橋裕郎社長)上川事業所に設置した。 既に実験を開始し、牛の飼いたい時に発生する未消化の胃の内容物や肉片、排水中の脂肪分など合計16.5トンを投入した。
今後、冬期の使用電力量などデータ収集・解析を進め、廃棄物の他1日牛50頭分の糞尿(約3トン)を処理できる装置として商品化する。販売価格は1台3千万−3千5百万円の見込み。


バイオトイレに海外から視察団
北海道新聞(2002年10月26日)より抜粋

 水を使わず微生物で屎尿を処理するバイオトイレを開発、販売する正和電工に来月7日、水事情が悪い中国やインドネシア、タイから研究者ら11人が訪れ、 バイオトイレを視察する。同社に複数の国から10人を超す視察団は初めて。
視察団は、中国から南京大学環境学院の陸根法院長ら4人、インドネシアがインドネシア科学員のブロト・カルドノ主任研究員ら6人、タイはキンゴモンク大学のスーダル・トリペッチュクル講師1人。
インドネシアとタイの参加者が、11月4日から札幌で開かれる環境資源学の国際シンポジウムに出席する予定だったことから、北大大学院農学研究科の寺沢実教授がおがくずを用いるバイオトイレを両国の研究者に紹介。中国の視察団への合流を呼び掛けた。
中国からの視察は、昨年11月に続き2回目となる。
橘井社長は「旭川から世界にバイオトイレを発信したい」と張り切っている。


最新エコ製品 13カ国が出展 大阪で見本市開幕
産経新聞(2002年10月17日)より抜粋

 地球温暖化、ごみ処理など環境問題に対応した最新の機器やサービスを紹介する見本市 「ニューアース2002 地球環境技術展」(大阪国際見本市委員会など主催)が16日、大阪市のインテックス大阪で開幕。 日本を含め13カ国から318社が出展し、環境問題を解決する糸口を提案した。
4回目となる今回のテーマは「地球環境への挑戦」。水を使わず、おがくずで排泄物を分解するバイオトイレや、 廃油を再資源化する装置といったユニークなエコ製品も展示され、来場者の関心を集めていた。


工事現場も「エコ」バイオトイレ開発
北海道新聞(2002年10月17日)より抜粋

 環境機器開発、販売の正和電工は、水を使わず微生物で屎尿を分解するバイオトイレの工事現場用を開発し、今月末から販売する。
洋式便座一つの女性用(190万円)は幅1m、奥行き2m、高さ約2.7m。洋式便座と小便器つきの男性用(200万円)は幅1.2mで奥行きと高さは女性用と同じ。 共に壁や天井はさびにくいステンレス製。狭い工事現場での設置を考慮し、従来品の最小型と比べ、高さは同じだが幅は16%(女性用)、奥行きは約25%、それぞれ小さくし、価格も約25%安くした。
バイオトイレは便槽に微生物が付着したおがくずを入れ、モーターが攪拌。屎尿を水や二酸化炭素に分解し、水分を熱で飛ばす。水を使わず悪臭もなく「1日7、80回使用でき、おがくずの交換は年に2、3回」(橘井社長)という。 既に上川管内占冠村のトンネル工事現場用に男性用1台を納入している。問い合わせは同社TEL0166-39-7611へ。


バイオトイレ、屋内事務所に初導入
北海道建設新聞(2002年10月15日)より抜粋

 上富良野町のアラタ工業(荒田裕昭社長)は、おがくずに入った微生物の力でふん尿を分解する「バイオトイレ」を屋内事務所用に3基設置した。 開発する正和電工(本社・旭川、橘井敏弘社長)では、これまで現場作業所や登山客が利用する山頂など屋外で実績を残してきたが、屋内事務所用の導入は初めて。
アラタ工業は、下水道がまだ整備されていないことや、事務所増築に伴いこれまで使用してきた簡易型トイレが使えなくなる事情もあって、2年前から現場用として利用していたバイオトイレに注目。 「においも残らず経済的だから」(大坪敏行顧問・総務担当)と男性用2基と女性用1基を設置した。社員からは好評で「これまではにおいが残り、くみ取る手間もあったが今はない。女性社員からも評判はいい」(同)。
仕掛け人である代理店の富桑工業(本社・富良野、桑原守孝社長)は「環境面に配慮した製品なので、今後も事務所の改築や改修、現場などで使ってもらうようPRしていきたい」と話している。


バイオトイレを発明協会が表彰
北海道新聞(2002年10月10日)より抜粋

 旭川市の正和電工が11日、おがくずと細菌を使い排泄物を処理するバイオトイレの開発で、発明協会道支部の中小企業庁長官奨励賞を受賞した。
発明協会は全国を8支部に分け、各支部で地場企業の優秀な技術開発を表彰している。中企庁長官賞は、文部科学大臣発明奨励賞、特許庁長官奨励賞に次ぐ賞で、旭川の企業の受賞は初めて。
同支部は、バイオトイレの表彰理由として「用足し後に放置しても臭気が発生せず、環境に対する問題もなく、メンテナンス性にも優れた介護用いす型トイレを提供している」としている。
旭川パレスホテルで開かれた道地方発明表彰式で賞状を贈られた橘井社長は苦労して開発した技術が認められ、うれしい。今後の励みになる」と意欲を新たにしていた。


発明協会の本道表彰受賞者
北海道建設新聞(2002年10月10日)より抜粋

 社団法人発明協会はこのほど、本年度の北海道地方発明表彰受賞者を発表した。 道内の建設業関係では正和電工(本社・旭川)が「オガクズを人工土壌マトリックスとしたバイオトイレの開発」で中小企業庁長官奨励賞、創建工業(本社・札幌)が 「海岸ブロックの飛散防止と海岸浸食防止」で日本弁理士会会長奨励賞を受賞した。
発明協会は1904年に創立し、国内の科学技術の進歩、発展に貢献するため発明の奨励や工業所有権制度の普及に努めている。 地方発明表彰は21年に創設。地域産業の振興に寄与することを目的に、北海道など全国8地方に分け優秀な発明者を表彰する。


北海道の山にバイオトイレを設置 山根たい子道議
ほっかい新報第1545号(2002年9月22日)より抜粋

 山々の環境保全は重要な問題です。山根たい子道議はこの10年で70以上の山を登ってきました。 ところが、トムラウシ山の南沼でテントをはった時、岩陰のトイレ場のよごれにびっくり。また下山して新得町側の駐車場周辺の糞尿のあとにまたびっくり。 道議会の環境生活委員になるとすぐ、山のトイレ問題を質問しました。
2002年度に山のトイレの予算がつけられて、6月28日からトムラウシ山の新得側にはソーラーシステムのバイオトイレが、 沼の原側の登山口には足踏み式のバイオトイレが設置されました。
北海道の山には全国から登山者が来ます。宮崎県から来た人は、北海道の山のトイレはすばらしいと喜んでいました。


災害時こそ役割発揮するバイオトイレ 正和電工・橘井社長に聞く
ほっかい新報第1545号(2002年9月22日)より抜粋

 旭川で関連企業11社と協力しながらバイオトイレの開発と普及に取り組んでいる 正和電工の橘井敏弘社長を訪ね、バイオトイレの研究状況などについて聞きました。
正和電工がバイオトイレの開発に着手したのは8年前でした。その後、大きな転機になったのは3年前、富士山が登山者による汚物のひどさを理由に「世界遺産」に指定されなかったことでした。 そのため静岡県は昨年3月、3種類のバイオトイレによる実験を行い、正和電工が製作したオガクズ式のバイオトイレが注目をあびました。
橘井社長は災害時のトイレとしてもバイオトイレがすぐれた特性を持っていると力説します。阪神大震災のような規模の災害が発生した場合、電気も水道も止まり通常の水洗トイレが使用できなくなります。 オガクズを活用したバイオトイレは水や電気がなくても使用できるからです。社長自らペダルをふんでオガクズを攪拌して見せてくれました。臭いはまったくありません。
バイオトイレは国際的にも反響を呼んでいます。フィリピン政府の環境担当者が視察に来たばかりか、橘井社長自身この8月中国に行き研究者と交流しています。
バイオトイレの開発は家畜やペットの糞尿対策としてもすすめられています。また介護用バイオトイレもつくられています。車椅子のままで入れる障害者用仮設トイレも考案されています。 「食堂の数ほどトイレを」とトイレの大切さを語ってやまない橘井社長でした。


バイオトイレ トンネル工事の味方
日本経済新聞(2002年9月12日)より抜粋

 狭い空間の作業が続くトンネル工事のトイレの悩み解決します。正和電工は、バイオトイレの工事現場用の新製品を開発、 上川管内占冠村の道道トンネル工事現場に今月下旬にも設置する。
工事現場用は幅1メートル奥行き2メートル高さ2.6メートル。おがくずを使って排泄物を分解する原理は従来と同様だが、価格を200万円(男性用)に抑えた。 トンネル内に設置するのは男性用1台で、工事を施工する清水・荒井・熊谷共同企業体に販売する。トンネル外の仮設トイレ1台もバイオトイレに替える。
トンネル工事では出口までの距離が1キロメートルを超えると内部にトイレを設置する必要があるが、従来の仮設トイレは悪臭がトンネル内に充満し、作業環境悪化の一因になっていた。 共同企業体の一つである清水建設は「今回の効果を見た上で他の現場にも設置するか検討したい」としている。


旭川のバイオトイレが富士山に設置
財界さっぽろ(2002年9月1日)より抜粋

 日本の象徴富士山に、正和電工のバイオトイレが設置されることが決まった。これで世界遺産登録の夢が近づいた。
旭川に本社を置く正和電工は、バイオテクノロジーを取り入れた高度な技術で世界中から熱い視線を受けているベンチャー企業。
同社が製造・販売しているバイオトイレは水を使わずに糞尿を処理する無公害方式が特徴で、国内では登山客の排泄物に悩む富士山に設置して、2000年から2年連続で公開実験を行ってきた。 良好な結果を得たことから今年度は15台が正式採用され、来年度以降も引き続き増設される見込みとなった。
さらに夏期の4ヶ月間、大雪山にも試験設置し、2年間に渡って調査していく計画。すでに富士山で、その有効性が認められているだけに、大いに期待がもてそうだ。
地域の生活環境改善にバイオトイレを役立てようとする道内の各自治体や、環境汚染問題に頭を抱えるアジア地区など、国外からも強い関心が寄せられるなど、今後一気に需要が拡大する可能性は大きい。
家庭用糞尿処理装置や生ゴミ処理装置なども既に実用段階に入っており、トータルで環境を守るリサイクルシステムの完成に一歩近づいた。


バイオの街に
月刊メディアあさひかわ(2002年9月号)より抜粋

 「旭川を不況の街でなくバイオの街に変えたい」と話すのは正和電工(株)の橘井敏弘社長(55)。
水資源保護、自然環境保護で経済産業省から推薦を受け、中小企業庁テレビ番組「企業 未来!チャレンジ21」でも紹介された同社のバイオトイレは、国内だけでなく中国やフィリピンの政府機関や研究期間からも注目されている。
「旭川でバイオを中核とした産業クラスターが起こせるのではないか」と橘井社長は考える。現在でも木工、製材業の過程で出る廃棄物のおが屑を原材料に、外枠を鉄骨で制作し、間伐材を使ったログ調の外装を家具メーカーに依頼するなど様々な関連企業が関わっている。 環境問題、介護問題、リサイクル問題、有機農業、災害対策などを“バイオ”をキーワードに街ぐるみで取り組めないかと提唱。
「地元旭川でも下水道や汚水処理施設が不十分だ。浄化槽建設の助成金と同様に、市が独自の判断で、バイオ化にも助成できるようにいち早く取り組んで欲しい。旭川がバイオの街として最初に実行に移すことが意義深いのではないか」と熱弁を奮う。


まね得許すな 模造品と戦う
日経産業新聞(2002年8月26日)より抜粋

 東南アジアや中国で日本製品のコピーが問題になっているが、同様の事が国内でも起きている。
当社は北海道を拠点に、おがくずを使って汚物を自然処理するバイオトイレを製造、全国で販売している。水を使わないので環境にやさしく、山頂など水利の悪い場所でも使えるなどの利点がある。その当社製品の模倣品が後を絶たない。
「バイオトイレ」という言葉は一般名称扱いで商標登録できないから、誰が使っても問題ない。ただ当社は、便槽内でおがくずをかき混ぜるスクリューの構造や、ヒーターによる適正温度への加熱などの特許を押さえている。便槽の形などの意匠権も持つ。
だが、当社の製品をまねて車載型の類似品を作成し、「独自開発した新商品」と売り出そうとした東北の会社がある。長野では「特許を譲り受けた」と誤解されるようなうたい文句で、おがくず式バイオトイレの販売を目論む会社もあった。
中小企業の発明をまねて簡単に商品化されたら、営業力に勝る大手が市場を制覇してしまう。当社は社団法人の発明協会や特許問題に詳しい弁護士と組み、一件ずつ「法的措置を取る」と警告している。幸い警告後は相手方が製造・販売をやめているため、 裁判に持ち込んだ例はないが。「まね得」を許す社会であってはならない。


食肉処理の廃棄物分解  バイオトイレを利用  正和電工 畜産公社と実験へ
日本経済新聞(2002年8月22日)より抜粋

 おがくずを使ったバイオトイレを製造・販売している正和電工は北海道畜産公社と協力し、 バイオトイレの技術を使って食肉処理場の廃棄物を分解する実験を9月中旬から始める。容量が3トンある専用の大型装置を開発。 処理方法や作業効率などを試す。
開発した装置は幅と高さが2メートル強で長さは11メートル超。正和電工が作った中では最大の分解槽を持つ。これを旭川市内の 同公社上川事業所に設置。食肉処理場の浄化槽に沈殿した汚泥と、解体作業中に出る未消化の糞便や胃の内容物を処理する実験を行う。
正和電工はバイオトイレ技術による家畜糞尿処理装置を昨年5月から実験し、大型化しても効果を保つことを確認している。 ただ、同事業所の8割を占める汚泥は血液や骨、脂肪分を多く含むため、分解までにかかる時間や1日の適正処理量、おがくずをかき混ぜるモーターの出力などを実験で探る。
同事業所は現在、年間千3百トンの廃棄物を1トン1万8千円で民間業者に委託処理している。しかし、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)発生などを機に、 「処理費用は今後、高騰が予想されるので、自前で処理できれば一番いい」と同事業所の玉木登工場長は言う。
橘井社長は「1年後をメドに商品化したい。量産すれば1台3千万−3千3百万円程度で販売できる」と見ている。


山根道議 トムラウシ山を調査
赤旗(2002年8月20日)より抜粋

 日本共産党の山根泰子道議は15、16日の両日、大雪山系トムラウシ山の沼ノ原登山口のトイレ調査をしました。
道が新得側登山口に設置したトイレはソーラー式バイオトイレでしたが、沼ノ原のものは自転車のペダルをこいで処理する形式になっていました。利用者には「快適」と好評でした。
山根道議は、沼ノ原木道を調査するとともに、「忠別避難小屋のトイレが汚い」というので8時間かけて現地に入り、調査しました。利用者が多く、バイオトイレの必要なことが分かりました。
沼ノ原湿原には、希少種のナガバナモウセゴケが群生しており、水分の不足で減少しているサロベツ原野とは対照的でした。


バイオトイレを視察 道議会議員懇話会 関係者と意見交換
十勝毎日新聞社(2002年7月24日)より抜粋

 「山の環境を考える北海道議会議員懇話会」のメンバーらが22、23の両日、大雪山系のトムラウシ山などを訪れ、バイオトイレを視察したほか、関係者と意見交換をした。
道は6月、トムラウシ山短縮登山口と五色ヶ原沼の原登山口の2カ所に、微生物でし尿を発酵処理するトイレを設置。同懇話会のメンバーらは22日、このバイオトイレを視察。「設置から約1カ月が経過したが、トイレに悪臭はなく、きれいに使われていた。トイレ周辺の環境も向上している」(支庁環境生活課)。
さらに、ドアの開閉で作動するカウンターで、この1カ月間に、トムラウシは約700人、沼ノ原は約120人が利用したことを確認。トイレは2年間の予定で試験設置されており、これらの視察結果などを踏まえて、試験期間終了後の在り方について検討していく。また、道議らは23日、黒岳を視察したほか、関係者と山の環境について意見交換した。


この人この話題 -物まね商品、ご注意を-
日本経済新聞(2002年7月20日)より抜粋

 ―おがくずを使って汚物を分解する「バイオトイレ」が好調のようですね。
「当社の製品が富士山周辺に十数台設置されました。故障の少ない点が評価されています」
―分解の動力源としてソーラーや自転車ペダルを使うタイプも開発したとか。
「大雪山系に置きましたがまだ実験段階です。特にソーラーパネル方式は製造費がかかる上、補助電源がない山中では使いづらい。 ペダル式は便層の横の自転車フレームに乗ってこぐと、おがくずをかき混ぜるスクリューが動く仕組みですが、便層内を過熱できないので使用は夏季限定です」
―類似品もでて来ましたね。
「特許問題に詳しい弁護士や社団法人の発明協会と連携して、物まね商品を作った会社には強く警告しています。マネ得は許しません」


過熱登山ブーム 大雪山系からの報告 - トイレ対策 コスト課題 -
北海道新聞(2002年7月18日)より抜粋

 「大雪の奥懐」と呼ばれ、百名山の一つに数えられるトムラウシ山。その山頂直下にある南沼野営地の様子が最近変わった。 登山ブームの副産物として、糞尿問題は深刻さを増している。沼や沢水を汚染し、用を足す為に高山植物の群落を踏み荒らす。富栄養化で平地の植物が高山帯に繁殖するなど、 生態系を脅かしかねない危険な要素もはらむ。
行政も山岳トイレ問題の対策に乗り出している。道は1999年度から大雪山系で携帯トイレを入山者に配布。2000年度からは登山小屋の屎尿タンクをヘリでふもとに降ろす作業も始めた。
今年6月には、沼ノ原とトムラウシ温泉側の両登山口に、間伐材を使ったトイレを設置した。正和電工(本社・旭川)のバイオトイレで、糞尿の分解を促すため、沼ノ原にはおがくずを撹拌する自転車こぎ式、 トムラウシでは太陽光発電のパネルを備え、二年間かけてデータを収集する。
さまざまな対策で、コストの課題が大きい。「入山地域や登山者のレベルに応じ、施設トイレや携帯トイレなどの対策を組み合わせるべきだ」。14日に上川町で開かれたシンポジウムで、 北大大学院農学研究科の愛甲哲也助手はこう提言した。
静岡県は今年、富士山頂などに正和電工のバイオトイレを15台設置する。実験的に取り組んだ2001年度には、利用者が小銭を入れる「チップ制」を取り、大半の利用者は快く協力したという。
「トイレと登山道の整備管理のため、登山者が多い旭岳、黒岳などでも500円程度の入山料を取る時期がきている」大雪山系の地元山岳会の幹部は、自己負担の必要性を説き始めた。


ペダルでエコ
週刊新潮(2002年7月18日号)より抜粋

 「山に入る前には必ずトイレに行ってね」これって、まるで就寝前の子供をしつけてるみたいだけど、 各地の登山口で目にするポピュラーな注意書きです。なぜって、登山人口が急増したせいで、山のあちこちにティッシュやビニール袋が散乱し、 見た目にも不愉快だし、流れ出した汚物が水を汚してしまうから。全国の山、特に人気のある百名山はひどいことになってるんです。 で、ここ大雪山の沼の原登山口に、画期的なトイレが登場しました。水不要、燃料も不要、無臭、汚物が何と肥料に・・・といいことだらけ。 まず洋式便器を開けると、そこには微生物の混じったおが屑が見えます。用を足したら、自転車にまたがりペダルを漕ぐ。するとペダルの力は 自転車とつながれたスクリューに伝わり、おが屑と汚物とトイレットペーパーを撹拌、あっと言う間におが屑に埋もれてしまうという仕掛けです。 名付けてバイオトイレ。この人力型の他に、別の登山口にはソーラー型も設置、使用感はすこぶる爽快ということです。


ペダル式バイオトイレ
(沼の原登山口)

ペダル式バイオトイレの内部

ソーラー式バイオトイレ
(トムラウシ登山口)

山にバイオトイレ 山根・日高両道議が調査 登山者に好評
全国版赤旗しんぶん(2002年7月13日)より抜粋

 北海道大雪山系トムラウシ山の新得側短縮登山口と沼ノ原側にそれぞれ、ソーラー式バイオトイレ、手動式のバイオトイレがこのほど設置され、 日本共産党の山根泰子、日高令子両道議が9日、調査しました。
今年2002年度予算に事業費が計上され、設置されたものです。ソーラー式バイオトイレは6月28日から使用が開始され、東京や九州方面からの登山者も多く、素晴らしいトイレだと好評でした。
ソーラー式バイオトイレ(オガクズ)は、約9百万円、手動式バイオトイレは5百万円の予算で、旭川市の正和電工株式会社が全国各地で試験を行っています。 昨年は富士山の須走口新五合目の駐車場でテストを実施、結果は故障もなくにおいも低レベルで好評でした。
トムラウシ南沼のキャンプ場は汚染がひどく、今月10日には十勝支庁環境生活課の職員や業者が、携帯トイレを利用するためのブース(木製)をかつぎあげました。
それぞれの山によって方法は違いますが、まず登山口にトイレを設置し、携帯トイレの回収ボックスがどこにあるかを知らせることが山の環境を守ることになります。


旭川発ベンチャーのバイオトイレが注目
財界さっぽろ(2002年7月号)より抜粋

 旭川市のベンチャー企業が開発したバイオトイレが国内外から高い評価を受けている。
正和電工が製造・販売しているバイオトイレは、水を使わずにバイオテクノロジーで糞尿を処理する無公害方式。 同社を訪れる外国の視察団も「似たような製品は世界にもあるが、これほど完成度の高い製品は見たことがない」と強い関心を示した。
国内では、登山客の排泄物処理に悩む富士山が仮設トイレに採用したことで一気に認知度が高まった。
バイオトイレは、排泄物に含まれる微生物が便層に内蔵されているおがくずと混ざって発酵し、菌を死滅させ、 においを分解する仕組み。くみ取りが不要の上臭気の発生もなく、使用後のおがくずは堆肥として再利用ができる理想の処理装置。
ランニングコストが安く、施工設置に手間がかからないことから、仮設トイレとして災害現場やイベント会場、公園などに数多く設置され、 近年、介護用としても需要が一気に拡大している。同原理の応用で、家畜用糞尿処理装置、生ゴミ用処理装置などが実現化されており、 環境を守るリサイクルシステムとしても注目が集まっている。厄介者の糞尿や、捨てればゴミの生ゴミが、地元に恵みをもたらす貴重な 資源に生まれ変わるわけで、環境汚染防止と有機肥料の生成という一石二鳥の夢のエコ商品。
水質汚染や糞尿処理に悩むフィリピン政府の環境資源省の幹部や、中国の大学教授などが相次いで同社を訪れたことから、 環境汚染対策を抱える東南アジア各国の知るところとなり、資料請求が相次いだ。
社員数十数人の旭川発ベンチャーが、いま世界を舞台に飛躍しようとしている。

工事現場用仮設トイレ
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