有機物リサイクルシステムで持続可能な社会を
正和電工株式会社
自然の力で分解できない大量の糞尿は土壌汚染、そして環境破壊へとつながります。正和電工のバイオトイレシリーズはこうした問題の解決に取り組みます。 バイオトイレBio-Luxイメージ バイオトイレBio-Lux国土交通省認定・新技術NETIS No.HK040017-A
   
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内閣府発行海外向け英文政府広報誌「Highlighting Japan through articles」
Highlighting Japan through articles(2009年12月 vol3 No8)

 内閣府発行海外向け英文政府広報誌「Highlighting Japan through articles」
上記広報誌に弊社記事が掲載されました。下記リンクよりご覧下さいませ。

「Highlighting Japan through articles」掲載トップページ
右側の赤い「through articles」の32ページ「Biotechnology Pioneers」です。

「Highlighting Japan through articles」記事掲載ページ
こちらは、記事掲載ページへ直接リンクしております。

<<< 下記は記事の和訳となります >>>

水の要らない'バイオトイレ'で環境保全
北海道のほぼ中央に位置する旭川市は、日本の気象観測史上で最低気温の、マイナス41.0℃を記録したこともある一方で、最高気温は36℃を記録するという寒暖の差の激しい土地だ。 そのような環境下、市内の工業団地に、国や自治体などから数多くの賞を受賞し、国内外から多くの見学者が訪れる中小企業がある。水をまったく使わず、 また水を汚さないという画期的なトイレを開発した、正和電工株式会社だ。
水洗トイレを1日に利用する回数を数え、1日の消費量を計算すると、従来の機種では一回に13リットルもの水が流れ、最新の節水型でも5リットル以上を消費するという。 「水洗トイレでは、大量の水を無意識に使っている。限りある資源の無駄使いは、循環型社会に逆行している。水洗トイレの水の問題は放置できない」と語るのは橘井社長。
同社が開発したトイレは微生物の働きによって排せつ物を分解する。'バイオトイレ'「バイオラックス」と名付けられたこのトイレの仕組みは、以下のようになっている。
便器の下部におがくずを入れた処理層を設け、その中に便やトイレットペーパー、尿を排せつする。ボタンを押すか、もしくは一定の時間が過ぎるとスクリューが回転し、 おがくずと排せつ物が混ざって、排せつ物の水分はおがくずに吸収される。同時にヒーターで熱を加えて水分を蒸発させると、排せつ物はもとの10%以下の量の固形物となっておがくずに付着。 この固形物はオガクズに含まれている微生物によって水と二酸化炭素に分解され消滅状態となる。し尿に含まれている大腸菌はヒーターで55℃前後に温める過程で死滅する。
処理層には、蒸発も分解も出来ない無機物(窒素、リン酸、カリウム等の肥料分)によって茶色や黒色に変化したオガクズの空隙に付着して残り、排せつ物の臭いも無い。 それらの無機物は窒素やリン、カリウムなどで、たい肥として再利用できる。使用回数やおがくずの量にもよるが、平均して年2〜3回、おがくずを交換すればよいだけである。

製品を改良するとともに、実証実験で知名度を上げた
同社がバイオトイレの生産を開始したのは1995年だが、発売当初は壁に当たることも少なくなかった。 最初の製品は、おがくずを撹拌する金属製のスクリューがらせん状だったため、撹拌している間に処理層の中のおがくずが徐々に偏り、最終的にはスクリューの刃が折れてしまうという問題が起こった。
これに対して、「刃が折れるなら、最初から折れた形にしてみよう」と、スクリューの刃に切れ目を入れた。これによっておがくずがまんべんなく撹拌され、スクリューの刃が折れることもなくなった。
また、おがくずの処理能力が間に合わず、苦情が出ることもあった。トイレの使用頻度とおがくずの量のバランスが崩れたためだ。 そこで、使用回数とおがくずの量の実験を重ね、処理層の大きさとおがくずの分量を改善した。
ハードの問題は解決したものの、知名度がないために販路の開拓は困難だった。バイオトイレは、水が不要なことから、上下水道の整備が整っていない場所で力を発揮する。 例えば、山岳地帯や開発途上国、被災地、イベント会場など、水のないさまざまな場所での利用が可能だ。また、冬場に凍結して水洗トイレが使えない寒冷地にも適している。 だが、水が不要で悪臭が発生しないという特長をなかなか信じてもらえず、問い合わせに対して実証を繰り返す日々が続いた。
日本でバイオトイレの技術が認知されるようになったのは、2000年に行った、富士山での実証実験がきっかけだった。 日本を代表する山、富士山を世界遺産に登録しようという動きが始まり、環境庁(現在の環境省)は、'水を使わないトイレ'を全国から募集した。 当時の富士山は、登山者が使用するトイレから垂れ流された、し尿やトイレットペーパーが山肌にこびりつき、「白い川」と呼ばれ、環境や景観を損なっていた。 数社がトイレのサンプルを提供し、45日におよぶ実験が富士山で始まった。その結果、正和電工のバイオトイレだけが45日間稼働し、約8000人の排せつ物を水無しで処理することができた。
翌年、旭川市内にある旭山動物園に設置されたことで、バイオトイレの認知度はさらに広まった。 旭山動物園は動物の生態を立体的に観察できる行動展示を国内で初めて本格採用し、1カ月に60万人を超える入園者を記録したこともある北海道有数の観光スポットだ。 山腹にあることから下水道設備が不十分であるために水洗トイレはなく、異臭が少ない清潔なバイオトイレは来園者の評価を得た。
ほかにも知床、白神山地、屋久島など、世界遺産に登録された景勝地にも同社のバイオトイレが設置され、環境保全に一役買っている。 海外では、現在海外7カ国に供給しているが、上下水道設備の整っていない東南アジアのほか、カナダやハワイの景勝地、 凍結により水洗トイレが使えないサハリンの天然ガス・石油掘削現場などでも、同社のバイオトイレが活躍している。 特殊な用途にも対応し、女性用、男性用、仮設タイプ、周囲の景観を損なわないログハウスタイプ、介護用の家具調トイレ、障害者向けのスロープ式、超大型の家畜用など、さまざまなタイプが揃っている。 電気の無いところでも使用できるよう、ハンドルやペダルでスクリューを回転させる、無電源対応型もラインナップに加えた。車に搭載した移動式もある。 また、被災地の避難所では、汲み取り式の仮設トイレの悪臭が、被災者のストレスをさらに助長させるという。同社は災害用などに適した組み立て式のトイレも開発。
「さまざまな需要に応えていたら、200種類になってしまった。細かい要望に小ロットで対応できるのも、中小企業ならではの強み。この強みを生かして、大企業にできないことを叶えていきたい。 悪臭もなく、排せつ物の汲み取りも不要で維持管理も簡単で、地球環境に優しい、水を使わないトイレだが、まだ一般の認知度が低い。 そのため公共の場や一般家庭への拡大はもう少し先になると思うが、まずは地震などの災害に備えて、自治体や企業などにアピールしたい」と、橘井社長はチャレンジ精神旺盛である。

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バイオマス事業の可能性を探る
Green Mobility Vol.7(2009年12月25日)より抜粋

 立ち塞がる、いくつかの壁
「バイオマス」とは生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、 一般的には「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石燃料を除いたもの」と定義される。 分かりやすく言うと、”木や草、穀物、人や動物の糞尿などを資源として活用しましょう”ということ。 アメリカの自動車レース、インディカーシリーズ(日本でも開催)で採用されるバイオエタノールもその一例だ。 CO2発生の最大要因とされる石油の代わりに「バイオマス」を活用することで、温暖化防止に貢献すると同時に、 いずれ直面する石油枯渇問題も解決。”脱・石油社会”、 あるいは持続可能な”循環型社会”といった今後の人類が目指すべき社会を形成するためのカギを握っているのが、「バイオマス」なのである。 国内でバイオマス事業が最も進んでいる地域が北海道だ。豊かな森林、広大な畑、大規模な酪農により排出される大量の家畜糞尿など、 バイオマス資源が豊富な北海道で本格的なバイオマス事業が始まったのは自明の理といえる。そこで北海道へ飛び、その現状を視察してきた。
最初に訪れた十勝圏振興機構では、規格外の小麦やビート(糖液)を原料としてバイオエタノールを製造。 市販のガソリンと混ぜて「E3燃料」(3%混合)も精製しており、専用車両も日常的に走っている。 実用化は想像以上に進んでいるようだ。ところが生産量はまだ実験段階程度であり、大量精製には法律や制度の壁も立ち塞がる。 技術面ではほぼクリアしているのに、一般普及までの道のりはまだまだ遠い。
また士幌町の鈴木牧場バイオガスプラントでは、乳牛約400頭の糞尿を集めて発酵させ、メタンガスを精製。 それをガスタービンで発電し、プラント内や牛舎の使用電力と熱を賄っている。臭いや衛生面で問題があった糞尿が、立派なエネルギー源に変わっているのだ。 そして鹿追町に行けば、2006年に16億円以上にも及ぶ事業費で設立されたという巨大バイオガスプラント、鹿追町環境保全センターもある。 恐らく日本一を誇る規模の施設から生み出される電力は、1日最大4000キロワットにも及ぶ。 これは一般家庭460戸分に相当する。しかしこれだけの施設でも鈴木牧場と同様、電力の安定供給にはまだいくつかの課題があるという。 ここでは電力だけでなく、良質な肥料となる消化液の精製やメタンガスの有効利用の検討など、あらゆる方面で可能性を模索しているというが、 果たして将来的に期待がもてるものなのだろうか。

旭山動物園を影で支える”バイオトイレ”
そんな中、最も注目すべきは、富士山に設置されたことで一躍注目を集めた「バイオトイレ」。 普通のおが屑を使用し、水を使わない、臭わない、し尿のくみ取り不要、 おまけに使用後のおが屑は有機肥料として回収できる等々の特長を持つ「バイオトイレ」は、断水などの災害等の便所として最適。 また下水道設備が不要なので安く設置できることから、アウトドア施設、工事現場、野外イベントなど活躍の場がどんどん広がっている。 「ほら、臭いをかいでみてください」、製造元である正和電工の橘井社長に言われ、恐る恐る便器に顔を近づける。 ほんとだ、何も臭わない。すると橘井社長、驚いたことに便器の中に手を突っ込んで、中のおが屑をすくい出した。
「ね、触っても平気ですよ」
断っておくが、未使用のものではない。実際にしようされし尿をたっぷり含んだおが屑である。それがサラサラで本当に触っても大丈夫なことにまた驚く。 使用後のおが屑が大変優れた肥料であることは、実験で証明されている。これこそエコトイレの決定版だ。
その後、日本一の動物園としてすっかり有名になった旭山動物園に行き、設置されているバイオトイレを実際に使ってみた。 確かに普通のトイレと何ら変わりはない。 このトイレが、下水道が整備されておらず水洗トイレがない(現在は1ヵ所のみ水洗トイレを設置)旭山動物園を影で支えているのだ。 開発は進むものの一般普及に至るまでには諸問題がまだ山積みのバイオマス事業だが、可能性が見えているものもあるようだ。

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「平成21年度 建設技術フォーラム」(平成21年11月12〜13日)
概要とその後のアンケート結果について
開催:平成21年11月12〜13日

 開 催 概 要
 名称 「平成21年度 建設技術フォーラム」
 開催日時 平成21年11月12日(木)、13日(金)
 会場 さいたま新都心合同庁舎1号館 2F講堂、1F多目的室
 主催 関東地方整備局 [ 事務局:企画部 施工企画課 ]
 目的  建設技術者を主な対象に建設技術や建設技術の開発・活用の取り組みについて、発表、パネル展示、講演などにより情報を発信し、公共工事に係る土木技術者の知識の習得及び土木技術の向上を目的とする。
 来場者数 270人 [ 職員、地方公共団体、建設会社、コンサルタント、メーカー等 ]
  12日(木)曇 166人
  13日(金)曇 104人
 入場料 無料

展示技術
パネル展示場(1F多目的室)第9ブース
バイオラックス(正和電工株式会社 HK-040017-A)

発表技術
12日(15:30〜15:50)
バイオラックストイレ(正和電工株式会社 環境事業部 取締役部長 蓑地伸治)

新聞報道
・日本建設通信新聞(H21.11.11 6面)
・日本工業経済新聞(H21.11.13 1面)

アンケート結果
技術名 理由
バイオラックストイレ 国土交通省
建設技術と直接関係ないように思えるが生活に密接及び災害時、地球上の水不足の観点から興味がわいた。
水がない環境下で使用できる点。
災害対策用としての活用が期待できる。
地方公共団体
実用的である。
循環型社会の一助となる可能性。
建設会社
震災に対する備えとして有効。
補修工事等では水も電気もない所が多い。

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「下水道処理区域内における便所方式の追加及び設置規制の緩和」
9回目の要望とその回答
9回目の要望書とその回答書より抜粋

 求める措置の具体的内容
下水道処理区域内にバイオラックストイレの設置を認めて欲しい。 法律は、下水道処理区域内の便所は「水洗便所以外の便所」は認めていない為、地域の自治体は「水洗便所か否か」で判断している。
災害時のトイレ問題は深刻で、避難場所も多くが下水道処理区域内にある為にトイレ対策が進んでいない。 ゆえに、断水時の水洗便所は使えないので困っている。
水洗便所以外の便所を「希望する者」には設置が可能となるよう、規制緩和策を検討願いたい。

再検討要請(9回目)
提案主体から以下の再意見が寄せられていること等を踏まえ、再度ご検討をお願い致します。
当回答では要望の実現は出来ない。理由は「水洗便所以外の便所はダメ」が緩和されていないからです。 近く予想される災害時の断水時に、官公庁建物のビルや避難場所の水洗便所は使えません。
災害時の仮設トイレは道路網の混乱が想定され間に合いません。ゆえに、平時から便所対策が必要なのです。 その為に新便所の設置を認めて欲しいと言う声が多くありますが「水洗便所か否か」が判断基準となっているのです。 都市・地域整備局に是非再検討いただきたい。
一方、本提案に対する応援団の中から「提案しているバイオトイレはオガクズ入りの便器」として解釈できないか?「便所に便器として設置」する事が可能ならば「法律の規制は無い」との考え方も出てきました。
この考え方に対する住宅局のご意見をお伺いしたい。
(区域内の災害時のトイレ対策は緊急課題です)

再検討要請に対する回答
措置の分類:d(現行制度下で対応可能)
既に回答した通り、建築基準法第31条第1項の規定では、下水道法第2条第8号に規定する処理区域内においては、便所は水洗便所以外の便所としてはならないとされていますが、 仮設トイレとして取り扱われるものであれば、上述の規定は適用されません。
なお、地震により断水等が発生した場合でもトイレ機能を確保するための方策のあり方について、 防災拠点における仮設トイレやマンホールトイレの備蓄など様々な代替手段を対象として検討が進められているところであり、 バイオトイレについても選択肢の1つとなる可能性があるものと考えています。
また、仮設トイレが建築基準法(以下「法」という。)第2条第1号に規定する建築物に該当し、 法の適用を受けるかどうかの取扱いについては、国土交通省住宅局建築指導課長から各都道府県建築主務部長に対し、 「仮設トイレの建築基準法上の取扱いについて(平成16年9月13日国住指1551号)」を発出し、 仮設トイレのうち、規模(床面積、高さ等)、形態、設置状況(給排水等の設置が固定された配管によるものかどうかなど)等から判断して、 随時かつ任意に移動できるものは当該建築物には該当しないものとして取扱う旨の技術的な助言を行っているところであり、 ご提案のバイオトイレが法上の建築物(建築設備を含む)に該当するかどうかについては、 バイオトイレが仮設トイレとして本助言の内容に適合するかにより判断されることになると考えております。

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特別寄稿
 「自然公園のトイレ」今、なぜバイオトイレなのか
  〜 最先端トイレ技術情報 〜
正和電工株式会社 代表取締役 橘 井 敏 弘
かながわ研究交流推進協議会(KANAX) 研究交流ニュース(No.112)より抜粋

 1.はじめに
し尿(トイレ)の処理方法に関して、我々人類の文化は「水洗方式」が主流です。
し尿は「水で薄めて流して処理」していますが、下水処理場でも処理しきれない物質(無機成分)が河川や湖沼、海の生態系に悪影響を及ぼしています。
また、水洗方式は「便利さ・清潔さ」を優先して、し尿中に含まれている肥料分(窒素、リン酸、カリウム)という農業に必要な栄養成分を利用せず捨てていることになります。
ゆえに、し尿の処理方法として「使い捨ての水利用」は「環境に対して愚かなこと」であり、循環型社会の構築に逆行するものと言えます。
加えて、地球上にある水は0.01%しか利用できない現況があります。
都市災害時の「最大の課題はトイレ問題」と言われています。災害時の対策本部ビルや各省庁ビル内のトイレは使えず「トイレ特有の悪臭」が充満し、ビルは使えなくなります。
避難場所や公衆トイレも水洗便所は使えません。ゆえに、「水」が無くても普通に使える「新しいトイレシステム」が求められています。
「水洗便所の普及率は文明のバロメーター」と言われて久しいですが、ここで「水」の代わりに「普通のオガクズ」を使う、新発想の「環境にやさしいバイオトイレBio−Lux」を紹介します。

2.バイオトイレとは?
1)バイオトイレとは「微生物を使うトイレの総称」
最近特に「し尿を処理する方法」として「バイオトイレ」が注目を集めています。しかし、バイオトイレには「微生物の力でし尿を処理するトイレ」のことの意味を託しているので、
現行の水洗トイレシステムも、合併浄化槽トイレも、水循環型充填材式トイレも、チップ充填活用型トイレも全てが「微生物の力でし尿を処理」しているという点に着眼すれば、
トイレは全て「バイオトイレ」であり「トイレの総称」となっています。
2)バイオトイレBio−Luxは国土交通省の新技術認定品
ここで紹介するバイオトイレBio−Lux(バイオラックス)は、水の代わりに「普通のオガクズ」を用いた「乾式し尿処理装置」で「特別な菌は使わず」 オガクズが持っている固有の特質(多孔質、粒形、高空隙率、高水分保持力、高水分蒸発能力、高耐磨耗性、高抗バクテリア性、低比重、性分解性等)を利用し、 悪臭を発生させず「し尿を処理」する「環境にやさしいトイレ」のことです。 このトイレは国土交通省の新技術に認定(NETIS番号HK040017)されており、機械装置としての評価も高く、 第2回ものづくり日本大賞優秀賞、環境大臣賞、林野庁長官賞など多数の受賞歴があります。(バイオラックスはバイオトイレの商標)
3)バイオトイレBio−Luxの特長
バイオトイレの特長は@水を使わない、A臭わない、B汲み取り不要、Cし尿が資源化される、D下水道工事が不要なので設置が簡単で安価、 E水を使用しないので災害時に強い、F現行の下水処理場に負担をかけない、等であり、ゴルフ場や別荘地のトイレとして設置すれば「生ゴミも一緒に処理可能」となります。 最近は工事現場や避難場所、高速道路のインター、列車や船舶にもバイオトイレが注目され始めています。

3.バイオトイレBio−Luxの概要
1)し尿やトイレットペーパーは蒸発と分解で大幅減容
し尿を「処理する原理は二つ」あります。一つは「水分の蒸発」です。し尿成分の90%〜98%は水分であることに着目すると「水分を蒸発させるだけ」で「し尿量」は大幅に減容量します。 二つ目は、し尿に含まれる固形分の有機物(10%〜2%)をオガクズ中の微生物によって「炭酸ガスと水に分解」します。 しかし、最終的に残る微量の残渣物(フミン質と無機成分)はオガクズの空隙に付着して残します。
僅かに残った残渣物(窒素、リン酸、カリウム)が「オガクズの空隙に詰まった時」が「オガクズの交換時期」となります。
2)バイオトイレBio−Luxは処理槽をヒーターで加温
オガクズを加温するためにヒーターを装着しています。処理槽をヒーターで加温する理由は二つあります。 一つ目は「水分蒸発を促進させるため」、二つ目は「大腸菌群を死滅させるため」です。 小便には大腸菌は含まれていませんが「大便は大腸菌群の固まり」です。大腸菌群は「50度以上の環境では、4時間以上生息できない」ことが学術的に明らかになっており、 処理槽内の下半分をヒーターで55度に加温しているため、適正な運転をしている処理槽から取り出したオガクズには「大腸菌群は検出されていない」。 (食品衛生法指定検査機関、財団法人北海道薬剤師会公衆衛生検査センターにて、平成15年8月22日、第7939号)
このようにバイオトイレ(バイオラックス)には、必要な処理能力を発揮するため、ヒーターエネルギーを供給する電源が必要です。
3)使用済みオガクズの有効利用が可能
オガクズ交換の目安は1年に2回〜3回程度です。取り出した使用後のオガクズには、「し尿の肥料分がタップリと付着」しているので、 堆肥化処置をした後には良好な有機肥料とすることができます。また、土壌改良剤として活用することもできます。 バイオトイレは厄介な廃棄物である「し尿とオガクズ」を組み合わせることで水質向上や循環型社会の構築、循環型農業にも貢献できます。
4)バイオトイレの機種と台数の決め方
トイレ計画を立てる場合、トイレ設置を計画する場所で「トイレを使用する人数」の想定により、バイオトイレの機種と台数が決まります。 (処理能力により機種が豊富にある)

4.日本一の旭山動物園は水洗便所が無い?
来園者数が300万人を超えた「日本一の旭山動物園」は「下水道処理区域外」にあるため「水洗便所」は設置されていません。 便所は「汲み取り式、ネポンの泡式」と「バイオトイレ」が設置されています。臭いトイレは敬遠され、臭いのしないバイオトイレに人は集まります。 しかし、来園者のバイオトイレを評する声は「変なトイレ」、「変だけど臭いがしない」、「子供が嫌がる」、「使い勝手が悪い」、「トイレは水洗でないとイヤだ」、 「中のオガクズがウンコに見える」等の不評の声や、「水を使わないので環境にやさしい」、「自宅でも使いたい」、「バイオトイレを初めて見た」等の意見もあり 「トイレ問題を考える効果」は大でありました。加えて、動物園内のバイオトイレを使用しても「トイレ処理水」で「旭川の水を汚していない」ことで 「旭川の水はきれい」だとPRする「環境の旗」印となっています。
しかし、旭山動物園の来園者数が年間300万人を超え、日本一の動物園になったことを考慮した旭川市は動物園地域の「一部を下水道処理区域に指定」し、 平成20年4月の開園迄に水洗トイレが1箇所だけ完備されました。 したがって平成20年度春からは、「日本一の旭山動物園に水洗トイレが無い」と言う「オンリーワンの旗」(環境の旗)を降ろしたことになります。 自然豊かな動物園に水洗便所は似合わない。筆者は「大変残念」に思っています。

5.おわりに
自然が豊かな場所には電気も水道もトイレも無い。近年、山のトイレ問題が全国的な話題となっていますが「登山を楽しむ人口が増え続けている」こともトイレ問題を大きくしています。 一方、山岳トイレの問題は深刻で「トイレを整備するお金の出所」がなく、登山者達がボランティアで解決しなければならない状況が続いています。 山のトイレを必要とする登山者たちの多くが都会人であり、普段使っている水洗便所は「無臭できれいで清潔」なのです。 (勿論、トイレの清掃がきちんと行われている自宅や職場、公衆便所のことです)
しかし、普段から清掃の行き届いていない便所は水洗便所でも臭くて不衛生です。快適な生活のために、日々欠かさず使うトイレは 「後始末」の必要性も含めて「トイレをテーマに話し合う機会」を作り「自分の出した排泄物はどのように処理されているのか?」、「理想的な処理方法は?」、 「し尿処理にかかる費用は?」等、考える必要があります。 し尿を資源として捉え「水と食料問題」、「有機肥料と循環型社会」に貢献できるバイオトイレの登場は「時代が求めたし尿処理方法」と言えます。 特に、自然公園や観光地、山岳トイレ、避難場所である公園等は「水を使わない」を特長とするバイオトイレBio−Luxを積極的に活用することが望ましいです。 し尿を水で薄めて流す処理方法は最小限に活用すべきです。北海道旭川発、全国行き、そして世界へとバイオトイレの夢は広がっています。

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バオイトイレカー貸し出し
中日本ハイウェイ・エンジニアリング
フジサンケイ ビジネスアイ(2009年11月7日)より抜粋

 NEXCO中日本グループの中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(名古屋市中区)は、 おがくすによって排泄物を蒸発させる「バイオトイレ」を搭載した「バイオトイレカー」を開発、商品化した。 従来の仮設トイレと異なって自由自在に目的地へ移動できるため、利便性が大幅に向上するのが特徴。 高速道路会社などに向け、レンタカーとして貸し出しを行っていく。
バイオトイレカーは2つのトイレルームと洗面台によって構成されており、チャイルドシートも設置されている。 高速道路の渋滞時や繁忙期の臨時トイレとして活用できるほか、災害発生時、イベント時の仮設トイレとしても使える
レンタル料金は基本料金(5万円)に、1日当たりのレンタル料(1万5000円)が加わる。 1週間以上利用すれば、長期割引制度が適用される。
糞尿は約9割が水分。その水分をおがくずに保水させ、約55度で加熱しスクリューでかき混ぜて、 水分を臭いなく蒸発させる。残った約1割の固形分については、微生物の働きで水と二酸化炭素に分解し発散させるのが、 バイオトイレの仕組みだ。
おがくずの交換は年に2〜3回が目安。使用後のおがくずは有機肥料となる。
これまでは主に、高速道路などの工事現場で仮設用タイプが使用されていた。

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バオイラックス
水、人、地球環境に配慮したトイレの常識を覆す画期的発明
さっぽろ経済(2009年11月号)より抜粋

 世界的に環境保護が叫ばれる中、日本では平気で浪費されている資源がある。それは水だ。 「世界に飲用可能な水は0.01%しかないのに、日本のトイレはきれいな水を大量に使い、排せつ物を薄めて流しているだけ」と 正和電光(株)の代表取締役社長の橘井敏弘さんは胸を痛める。
そこで同社が研究を重ね、製品化したのが、水ではなくオガ屑で排せつ物を処理するバイオトイレ「バイオラックス」だ。 し尿の成分の大半を占める水分は、オガ屑に吸収されて蒸発する。残りはオガ屑に自生する微生物が有機物を分解する。
この”水を使わないトイレ”は、非水洗化地域だった旭山動物園で能力を発揮した。 従来の汲み取り式に比べにおいがなく衛生的で、年間約三百万人の観光客の利用を支え、動物園人気を陰で支えている。 また、国内では屋久島、富士山など山岳での設置や、災害時の備蓄トイレとしても注目されている。 今では、水の乏しい地域など、世界41カ国以上から視察に訪れるという。
このバイオトイレは、正和電光(株)と中小企業数社が連携し、製造している。 「小さな会社も、集まれば大きなことができることを示したい。プロが意見を出し合い、改良しやすいことも強みですね」と橘井社長は目を輝かせる。 強い向上心と、信頼関係でつながったプロ集団によって、世界で認められた環境技術は、さらに進化する。

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バイオトイレカーなど人気集める
エコセーフティーが環境展に出展
北海道建設新聞(2009年11月14日)より抜粋

 エコセーフティ(本社・北区、古屋孝三社長)は12、13の両日、アクセスサッポロで開かれた「北海道未来づくり環境展2009」に、 バイオトイレ付き交通規制車と新発売のスーパーオフィスカーを出展。初日から商談も進み、人気を集めた。
同社はセーフティガード警備のグループ会社。バイオトイレカーや仮設用バイオトイレ、LED電光表示板、太陽光発電システムなどの販売を目的に9月に設立した。
バイオトイレ付き交通規制車はトラックに、おがくずが浄化装置の役割をするバイオトイレと車体後部に交通規制を知らせる大型でフルカラーのLED電光表示板を積載。 移動が容易なため、建設現場や災害現場で活躍する。今回展示したのは、ベースが三菱ミニキャブの軽トラック型。 1日約20〜30回トイレを使用でき、太陽光発電や風力発電の取り付けも可能だ。
また、新発売のスーパーオフィスカーは2トントラックを改造し、バイオトイレや応接セット、キッチンなどを装備し、工期が短い現場での事務所として活用できる。
第23回北海道技術・ビジネス交流会(ビジネスEXPO)と同時開催となった環境展は、初日から多くの来場者でにぎわい、屋外に設けられた同社のブースにも建設業や大手レンタル会社の担当者らが訪れ、バイオトイレの仕組みなどについて質問、興味を示していた。
二瓶孝部長は「最近引き合いが多く、今後の販路拡大が大いに期待できる」と話していた。

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水を使わない環境にやさしい資源化エコバイオトイレ
国土交通省 北海道開発局 「北海道の環境技術や環境分野での経験」
環境改善技術事例集 水汚染対策 事例番号10 (2009年11月8日)より抜粋

 環境技術の概要
上水道の設備を必要とせず、オガクズの使用により排泄物やトイレットペーパーを消滅状態まで処理することができる技術。

環境技術の特徴
「し尿」を処理する原理は「水分の蒸発と有機物の分解」であるが、この技術は、し尿成分の大部分が水である事に着目した処理方法である。 水分を蒸発させることにより、し尿が大幅に減容量し、一方、残った固形物(有機物)は、オガクズ中にある微生物が水と二酸化炭素に分解するため、 特別な菌は不要である。 また、し尿成分のうち、「蒸発も分解も出来ない無機成分」は微粉状態でオガクズの空隙に付着し、し尿に含まれていた肥料分は有機肥料として大地に還元できる。 水を使わないため凍結の心配がなく極寒の地でも使用可能である。

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知床守るバイオトイレ
羅臼岳登山口に増設
朝日新聞(2009年9月17日)より抜粋

 世界自然遺産・知床の羅臼岳の岩尾別登山口(網走支庁斜里町側)にある「ホテル地の涯(はて)」前に14日、バイオトイレが設置された。 登山者のトイレ問題が取りざたされる中、おがくずで繰り返し使用できるバイオトイレに期待が寄せられる。
「日本のトイレをきれいにしようキャンペーン」を展開中の小林製薬(本社・大阪市)が世界自然遺産の屋久島、白神山地と、知床に各1基ずつ寄贈。
羅臼岳登山の場合、山小屋・木下小屋を最後にトイレはなくなり、登山道の脇などで用をすませるケースが少なくなく、 環境省は携帯トイレを利用するよう呼びかけている。
今回の設置でホテル前のバイオトイレは2基目となり、登山前に利用しやすくなる。この登山口からは、年間約8千人が登山している。
バイオトイレを製造した正和電工(旭川市)によると、今回のトイレはログハウス風(高さ2.7メートル、幅1.8メートル)。 おがくずと汚物を撹拌(かくはん)しながら微生物分解して、汚物を除去。水を一切使用せず、排水汚染がない。
贈呈式には小林製薬と斜里町の関係者らが出席。同町の川副秀樹副町長が「自然環境に適した、知床にふさわしいトイレを寄贈していただき感謝したい」と述べた。(石間敦)

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北海道 オガクスを利用したバイオトイレを新発想
橘井敏弘 正和電工 代表取締役社長
環境会議(2009年秋号)より抜粋

 トップ営業マンとして活動していた45歳の夏、胃がんが見つかり、手術を受けたことによる体力的な制限で 「出かける営業から待ち受ける営業」に変化させなければなりませんでした。 動かなければ売れないこの時代に「客が来てくれる商売は何か」を考えなければならない事態になったのです。 時代の方向は「環境」。ちょうどその時に注目されていたのは生ごみ処理機でした。
そこで私は、生ごみと同様に「し尿の処理方法」に注目しました。 現行のし尿処理方法は水洗方式で、水が無ければ便所は使えません。 水の代わりにオガクズを使えばし尿を消滅状態まで完結処理できると、実用可能な状態まで改良改善を進めました。 この新発想の「資源化エコ・バイオトイレ」は「水を使わない」「臭わない」「肥料になる」新しい処理システムとして注目を集め始めました。

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バイオトイレで知床保全に一役
小林製薬が寄贈
北海道新聞(2009年9月15日)より抜粋

 【斜里】世界遺産知床の環境保全に役立てようと、小林製薬(大阪市、小林豊社長)は14日、 トイレ芳香洗浄剤「ブルーレット」の発売40周年を記念し、バイオトイレ一基を網走管内斜里町に贈った。
正和電工(旭川)が製造。排せつ物が便器下のおがくずとかくはん、微生物分解され、水を使わず悪臭も発生しない仕組み。 年間約8千人が利用する羅臼岳登山口に約400万円で設置し、小林製薬の宮西一仁マーケティング部長が、 斜里の川副秀樹町長に企業名の入ったプレートを手渡した。
同社は8〜9月の間に40周年記念製品の売り上げから1個10円を積み立て、今後5年間の維持管理費に充てる。 バイオトイレの贈呈は白神山地(秋田県藤里町)に続き2ヵ所目。

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環境保全に役立てて
小林製薬 バイオトイレ寄贈 藤里町
秋田さきがけ(2009年9月12日)より抜粋

 小林製薬(大阪市)は11日、白神山地の環境保全に役立ててもらおうと、バイオトイレを藤里町に寄贈した。 町はトイレ設置費を盛った補正予算案を15日開会の9月定例会に提案する予定で、認められれば、青森県境に近い釣瓶落峠の県道脇に設置する。
同町の白神山地世界遺産センターで行われた贈呈式には同社や町、県などから14人が出席。 三木譲治専務が「バイオトイレは環境負荷の少ない優れ物。観光客も安心して利用できるだろう」とあいさつし、石岡錬一郎町長に寄贈プレートを手渡した。 石岡町長は「環境保全の観点から白神山地にふさわしいトイレ。財政難の折、大変ありがたい」と謝辞を述べた。
贈られたバイオトイレは、外観がログハウス風。おがくずの中で排せつ物を発酵し、水と二酸化炭素、有機肥料成分に分解する。 発電機で熱を加え、かくはんしながら発酵を促す機能があり、金額は約470万円。設置後5年間は同社が維持費も負担する。 一方、町が拠出する設置費は約210万円の見込み。
同社は、水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」の発売40周年を記念して「日本のトイレをきれいにしようキャンペーン」を展開している。 世界自然遺産3ヵ所(白神山地、知床半島、屋久島)にバイオトイレを寄贈する方針。 白神山地の場合、県を通じて打診があり、周辺の町と話し合って藤里町で寄付を受けることにした。

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村の「環境モデルハウス」に
大江建設の音威子府現場事務所 1.53kwの太陽光発電導入 バイオトイレも設置し一般開放
北海道建設新聞(2009年8月26日)より抜粋

 さまざまな「エコ」要素を取り入れた大江建設(本社・士別)の音威子府事業所(佐藤竜介現場代理人)が、地域住民の関心を集めている。 事業所は音威子府村で初めて太陽光発電を取り入れた建築となったほか、現場にはバイオトイレを設置して、一般にも開放。地域への環境技術普及に、ひと役買っている。
同事業所は、音威子府バイパスの一部を構成する、国道40号音威子府川橋下工事(旭川開建発注)の現場事務所。 地域から住宅を賃借し、佐藤さんら技術者が常駐する。
大江建設では、現場の環境対策の一環として、昨年から現場に太陽光発電を導入。 音威子府事業所では太陽光発電に加え、現場排出の伐根を燃料にするペレット・薪(まき)兼用ストーブやLEDの蛍光灯やランプ、 バイオトイレなど、さまざまなエコ要素を事業所に取り入れた。さながら”村の環境モデルハウス”だ。
太陽光発電は、事務所の屋上にシャープ製太陽光パネル10枚を設置した。1.53キロワットの発電量を持ち、北電の商用電源と連携させた。 晴天時は、ほぼ最大、雨天でも0.4キロワット前後を発電し、使用電力を補う。
雪深い同村では、降雪による発電量低下の心配や、雪下ろしなど管理面の課題もあって設置が進まず、同事業所が「村内への太陽光発電の導入第1号」(音威子府村)。 太陽光発電に関心が高まる中、家主や周辺住民は「この村で、どれくらい発電できるの」と、興味津々だ。
佐藤さんは「目に見える形で設備やデータを地域住民に、提供できれば」と、地域交流や貢献にも意欲的。 屋上までの足場を設け、地域住民が太陽電池パネルを見学できるように配慮したほか、発電データをまとめることも考えている。
一方、数キロ離れた国道沿いの現場には正和電工(本社・旭川)のバイオトイレ「バイオラックス」を設置した。
緑豊かな環境に合わせ、景観へのこだわりから、ログハウスタイプを選択。佐藤さんは「トイレの臭い、汚いのイメージを払拭(ふっしょく)し、 バイオトイレの良さが分かってもらえれば」と話す。
おがくずの特性を生かし排せつ物を処理するバイオラックスは、水を使わず環境負荷が少ないことに加え、においもない。 くみ取りいらずで、1日80−100回使用でき「メンテナンスも楽」という。
作業員に「においがなく清潔」と好評なバイオトイレは、国道を走る一般利用者にも開放中だ。(旭川)

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バイオトイレ普及を
日本経済新聞(2009年8月4日)より抜粋

 「早急に規制緩和してほしい」。正和電工(旭川市)の橘井敏弘社長は自社のバイオトイレを災害対策として建物内に常設できるよう環境大臣にこのほど要望した。 要望は9回目。2月に国土交通省の担当者が初めて同社を訪れ「好感触を得た」ためだ。
下水道法によると、市街地に常設できるトイレは水洗のみ。しかし、「災害時の水洗トイレの脆弱(ぜいじゃく)さは実証済み。 おがくずで処理し、下水を出さないバイオトイレなら問題は解決する」と力説。「法改正は難しくても通達や省令で方向性を」と訴える。

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ブルーレットの小林製薬がバイオトイレ(正和電工)を
知床など世界自然遺産に寄贈
メディアあさひかわ(2009年8月号)より抜粋

 「ブルーレットおくだけ」のテレビコマーシャルでおなじみの小林製薬が、 正和電工のバイオトイレを世界自然遺産の知床など3ヵ所に寄贈することが決まった。
同社が進める環境エコ・プロジェクトの一環で関係者の話によると、正和電工に発注後、 現場に設置されるのは9月頃になりそうだ。
同社は、主力商品のブルーレット発売40周年を記念して、世界自然遺産を訪れる、 より多くのお客様に「トイレをキレイに」を体験してもらうエコ・プロジェクトを展開。 キャンペーン期間中、ブルーレット1個買い上げにつき10円がトイレ設備の建設に利用される。
今回、同社のエコ・プロジェクトでバイオトイレの対象となる世界自然遺産とは、知床、白神山地、屋久島の3ヵ所。
寄贈されるバイオトイレに選ばれたのが、旭川の正和電工が製作するバイオトイレ。 同社の製品は、オガクズと汚物を加熱し、スクリューで攪拌させ、微生物分解させることで、 汚物を取り除くことなく繰り返し使用ができる環境負荷が少ないトイレ。 言い換えれば、水を一切使わないタイプで、トイレ排水による水環境汚染の心配がまったくないメリットが高く評価された。 同社には、国内外から年間数多くの見学者が訪れる企業だが、水汚染に悩むアジアの国からも視察が訪れるなど注目されている。 同社の橘井社長は、このたび「水を一切使わず、汚水を垂れ流さない環境トイレとして評価された。」と喜んでいる。
また同社は「元気なモノ作り企業300社」に選定されたのをきっかけに、6月23日、経済産業大臣から感謝状を伝達された。 同社はこれまでの幾つもの賞を受賞しているが、今回の小林製薬の世界自然遺産寄贈は何よりも喜びだろう。

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バイオラックストイレ
建通新聞(2009年7月16日)より抜粋

 水を使わずにオガクズの微生物で排泄物を分解する「バイオラックストイレ」は、NETISに登録されている。 水を使わず、無臭で衛生的のため作業現場での利用を見込んでいる。 バイオトイレはオガクズに付着している微生物が排せつ物を水と二酸化炭素に分解し、加熱とスクリューでかき混ぜることで水分を蒸発させる。 排せつ物で分解も蒸発もされない無機成分はオガクズに吸着される。 メンテナンスは1年に2〜3回程度、オガクズを交換するだけ。災害時の仮設用トイレとしての利用も探っている。

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正和電工 水を使わないトイレ開発
使用後のオガクズも有機肥料に
週刊 循環経済新聞(2009年6月22日)より抜粋

 正和電工(北海道旭川市、橘井敏弘社長、0166-39-7611)は、自社開発の水を使わない「バイオトイレ」の販売を伸長している。 これまで、富士山や洞爺湖サミットの会場、ロシア・サハリンの石油ガス開発地区、屋久島など、国内外問わず納入してきた。 同製品で年間10億円の売り上げを目指す。
同製品は、水の代わりに普通のオガクズを用いた「乾式し尿処理装置」で、特別な菌は一切使用しない。 オガクズの多孔質や粒形、高空隙率などの特質を生かし、悪臭を発生させず、し尿を処理することを可能としている。
同社は、し尿成分の90−98%が水分であることに着目。 水分を蒸発させるだけでし尿は大幅に減容量し、90%以上は消えてなくなるという。 残った固形物は、オガクズ中に生息する微生物によって分解され、水と二酸化炭素(CO2)になり蒸発。 窒素などの無機成分だけが微粉状態でオガクズの空隙に付着し、残さを有機肥料として活用できる仕組み。 オガクズの交換時期は年に2−3回程度で、空隙が詰まった時が目安となる。
使用後のオガクズは肥料分が多量に付着しているため、有機肥料としても活用できる。 中標津農業高等学校(北海道中標津町)で行った実証実験で@牛ふんA牛ふんで作ったたい肥B鶏ふんB鶏ふんで作ったボカシと、 同製品から取り出したオガクズを比較したところ、同オガクズを使用した植物の発芽率や根の伸び具合が一番良かったことが確認された。
そのほかの特長として、くみ取りの必要がないことや、下水道工事が不要なため設置が簡易かつ安価、災害時にも適応することが挙げられる。
同製品は、国土交通省の新技術(NETIS番号HK040017)に認定。 2007年には第2回ものづくり日本大賞優秀賞、文部科学大臣賞、林野庁長官賞などの数々の受賞歴を持つ。
同社の橘井社長は「法律で『下水処理区域内において便所は水洗便所以外の便所にしてはならない』と明記されている。 法律の趣旨は『水質の向上、環境衛生』。建築物にバイオトイレが設置できるように国に規制緩和を求めていく」と話している。

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「自然公園のトイレ」 今、何故バイオトイレなのか?
正和電工株式会社 代表取締役 橘井 敏弘
国立公園(2009年6月号)より抜粋

 はじめに
し尿(トイレ)の処理方法に関して、我々人類の文化は「水洗方式」が主流である。
し尿は「水で薄めて流して処理」しているが、下水処理場でも処理しきれない物質(無機成分)が河川や湖沼、 海の生態系に悪影響を及ぼしている。また、水洗方式は「便利さ・清潔さ」を優先して、し尿中に含まれている肥料分 (窒素、リン酸、カリウム)という農業に必要な栄養成分を利用せず捨てている事になる。 ゆえに、し尿の処理方法として「使い捨ての水利用」は「環境に対して愚かな事」であり、循環型社会の構築に逆行」するものと言える。 加えて、地球上にある水は0.001%しか利用できない現況がある。
都市災害の「最大の課題はトイレ問題」と言われている。災害時の対策本部ビルや各省庁ビル内のトイレは使えず「トイレ特有の悪臭」が充満し、 ビルは使えなくなる。避難場所や公衆トイレも水洗便所は使えない。ゆえに、「水」が無くても普通に使える「新しいトイレシステム」が求められている。
「水洗便所の普及率は文明のバロメーター」と言われて久しいが、ここで「水」の代わりに「普通のオガクズ」を使う、 新発想の「環境にやさしいバイオトイレBio-Lux」を紹介する。

バイオトイレとは
(1)バイオトイレとは「微生物を使うトイレの総称」である
最近、特に「し尿を処理する方法として「バイオトイレ」が注目を集めている。 しかし、バイオトイレには「微生物の力でし尿処理するトイレ」の事の意味を託しているので、 現行の水洗トイレシステムも、合併浄化槽トイレもチップ充填活用型トイレも全てが「微生物の力でし尿を処理」しているという点に着眼すれば、 トイレは全て「バイオトイレ」であり「トイレの総称」となっている。

(2)バイオトイレBio-Luxは国土交通省の新技術認定品である
ここで紹介するバイオトイレBio-Lux(バイオラックス)は、水の代わりに「普通のオガクズ」を用いた「乾式し尿処理装置」で、 「特別な菌は使わず」オガクズが持っている固有の特質(多孔質、粒形、高空隙率、高水分保持能力、高水分蒸発能力、高耐磨耗性、高抗バクテリア性、低比重、生分解性等)を 利用し、悪臭を発生させず「し尿を処理」する「環境にやさしいトイレ」の事である。このトイレは国土交通省の新技術に認定(NETIS番号HK040017)されており、 機械装置としての評価も高く、第2回ものづくり日本大賞優秀賞、環境大臣賞、林野庁長官賞など多数の受賞歴がある。

(3)バイオトイレBio-Luxの特長
バイオトイレの特長は、@水を使わない、A臭わない、B汲み取り不要、Cし尿が資源化される、D下水道工事が不要なので設置が簡単で安価、 E水を使用しないので災害時に強い、F現行の下水処理場に負担をかけない等であり、ゴルフ場や別荘地のトイレとして設置すれば「生ゴミも一緒に処理可能」となる。 最近は工事現場や避難場所、高速道路のインター、列車や船舶にもバイオトイレが注目され始めている。

バイオトイレBio-Luxの概要
(1)し尿やトイレットペーパーは蒸発と分解で大幅減容量する。
し尿を「処理する原理は二つ」ある。一つは「水分の蒸発」である。 し尿成分の90%〜98%は水分である事に着目すると「水分を蒸発させるだけ」で「し尿量」は大幅に減容量する。 二つ目は、し尿に含まれる固形分の有機物(10%〜2%)をオガクズ中の微生物によって「炭酸ガスと水に分解」する。 しかし、最終的に残る微量の残渣物(フミン質と無機成分)はオガクズの空隙に付着して残る。
僅かに残った残渣物(窒素、リン酸、カリウム)が「オガクズの空隙に詰まった時」が「オガクズの交換時期」となる。

(2)バイオトイレBio-Luxは処理槽をヒーターで加温している。
オガクズを加温する為にヒーターを装着している。処理槽をヒーターで加温する理由は二つある。 一つ目は「水分蒸発を促進させる為」、二つ目は「大腸菌群を死滅させる為」である。
小便には大腸菌は含まれていないが「大便は大腸菌群の固まり」である。大腸菌群は「50度以上の環境では、4時間以上生息できない」事が学術的に明らかになっており、 処理槽内の下半分をヒーターで55度に加温している為、適正な運転をされている処理槽から取り出したオガクズには「大腸菌群は検出されていない」。 (食品衛生法指定検査機関、財団法人北海道薬剤師会公衆衛生検査センターにて、平成15年8月22日、第7939号)
このようにバイオトイレ(バイオラックス)には、必要な処理能力を発揮する為、ヒーターエネルギーを供給する電源が必要である。

(3)使用済みオガクズの有効利用が出来る。
オガクズ交換の目安は1年に2回〜3回程度である。取り出した使用後のオガクズには、「し尿の肥料分がタップリと付着」しているので、 堆肥化処置をした後には良好な有機肥料とすることが出来る。また、土壌改良剤として活用する事もできる。
バイオトイレは厄介な廃棄物である「し尿とオガクズ」を組み合わせ事で水質向上や循環型農業にも貢献できる。

(4)バイオトイレの機種と台数の決め方
トイレ計画を立てる場合、トイレ設置を計画する場所で「トイレを使用する人数」の想定により、バイオトイレの機種と台数が決まる。 (処理能力により機種が豊富にある)

日本一の旭山動物園は水洗便所が無い?
来園者数が300万人を超えた「日本一の旭山動物園」は「下水道処理区域外」にある為、「水洗便所」は設置されていない。 便所は「汲み取り式、ネポンの泡式」と「バイオトイレ」が設置されている。臭いトイレは敬遠され、臭いのしないバイオトイレに人は集まる。 しかし、来園者のバイオトイレを評する声は「変なトイレ」、「変だけど臭いがしない」、「子どもが嫌がる」、「使い勝手が悪い」、 「トイレは水洗でないとイヤだ」、「中のオガクズがウンコに見える」等の不評の声や、「水を使わないので環境にやさしい」、「自宅でも使いたい」、 「バイオトイレを初めて見た」等の意見もあり、「トイレ問題を考える効果」は大であった。加えて、動物園内のバイオトイレを使用しても「トイレ処理水」で 「旭川の水を汚していない」ので「旭川の水はきれい」をPRする「環境の旗」印となっていた。
しかし、旭山動物園の来園者数が年間300万人を超え、日本一の動物園になった事を考慮した旭川市は動物園地域の「一部を下水道処理区域に指定」し、 平成20年4月の開園迄に水洗トイレが1箇所だけ完備された。したがって平成20年度からは、「日本一の旭山動物園に水洗トイレが無い」と言う 「オンリーワンの旗」(環境の旗)を降ろした事になる。
自然豊かな動物園に水洗便所は似合わない。筆者は「大変残念」に思っている。

おわりに
自然が豊かな場所には電気も水道もトイレも無い。 近年、山のトイレ問題が全国的な話題となっているが「登山を楽しむ人口が増え続けている」事もトイレ問題を大きくしている。 一方、山岳トイレの問題は深刻で「トイレを整備するお金の出所」がなく、登山者達がボランティアで解決しなければならない状況が続いている。 山のトイレを必要とする登山者たちの多くが都会人であり、普段使っている水洗便所は「無臭できれいで清潔」なのである。 (勿論、トイレの清掃がきちんと行われている自宅や職場、公衆便所の事である)。 しかし、普段から清掃の行き届いていない便所は水洗便所でも臭くて不衛生である。 快適な生活の為に、日々欠かさず使うトイレは「後始末」の必要性も含めて「トイレをテーマに話し合う機会」をつくり 「自分の出した排泄物はどのように処理されているのか?」、「理想的な処理方法は?」、「し尿処理にかかる費用は?」等、考える必要がある。 し尿を資源として捉え「水と食糧問題」、「有機肥料と循環型社会」に貢献できるバイオトイレの登場は「時代が求めたし尿処理方法」と言える。 特に、自然公園や観光地、山岳トイレ、避難場所である公園等は「水を使わない」を特長とするバイオトイレBio-Luxを積極的に活用する事が望ましい。 し尿を水で薄めて流す処理方法は最小限に活用すべきである。北海道旭川発、全国行き、そして世界へとバイオトイレの夢は広がっている。

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ケロケロケロコの突ゲキインタビュー
正和電工株式会社 代表取締役社長 橘井敏弘さん(62才)
生活情報fit(2009年6月号 旭川版)より抜粋

 資源化エコバイオトイレ
旭山動物園や旭川冬まつりなどで、バイオトイレを使ったという人も多いのでは? どういう仕組みで、どんな人が開発したのか知りたくて、橘井敏弘さんを突撃しました。

中にはオガクズ!
ケロコ・・・会社におじゃましましたが、会社の前も中もバイオトイレだらけですね。
きつい・・・こちらにいらして下さい。
ケロコ・・・あら、トイレ。初めての会社に来て一番最初にトイレに案内されたのは初めてだなぁ。これが噂のバイオトイレですか。ドアが開けっぱなしだわ。
きつい・・・バイオトイレは臭いが全くないので、ドアを開けっぱなしにしても大丈夫なんです。このトイレは10年間使っています。トイレの洗剤もいりません。
ケロコ・・・すごいですね。中に入っているのは、オガクズなんですよね。
きつい・・・水を使わないトイレです。し尿の成分の90%から98%は水なんです。ですからし尿の水分を蒸発させれば量が大幅に減ります。 そして臭いを出さずに水分の蒸発を効率よく促進するオガクズの特長をより高めるために温度、酸素、水分の三つの条件を効率的に与えた機械装置がバイオトイレなんです。
ケロコ・・・オガクズは特殊なものなんですか。
きつい・・・いえいえ、普通のオガクズです。オガクズは顕微鏡で見ると穴だらけなんです。そこにし尿の残渣物である無機成分がくっつくんです。 毎日少しずつ詰まっていくので、目詰まり状態になった時がオガクズの交換時期になります。
ケロコ・・・そのオガクズはどうするんですか。
きつい・・・し尿に残っていた肥料分はオガクズに付着して残っているので、有機肥料として活用できます。
ケロコ・・・使い方は、どうなんでしょう。まずトイレで用を足しますよね。
きつい・・・終わったらスイッチを押します。すると中でスクリューがゆっくり1分間で1回転半、止まって逆回転します。後は2時間おきに勝手に回ります。 それだけ。普通のトイレと一緒です。汚れたら水でシャーッと流せばいいんです。

理想的な処理装置
ケロコ・・・バイオトイレが生まれたきっかけは何だったんですか。
きつい・・・東京の展示会に行ったらコンポストトイレがあって、興味を持ちました。そして長野のメーカーに一人で行ったんですが、 北海道は寒いからだめだよと言われて。でも私は電気屋だからヒーターを使えばできると思って、1000万用意して、俺の家につけてくれと言ったんです。
ケロコ・・・太っ腹ですねぇ。
きつい・・・私は45才で胃がんになったので、営業の第一線で頑張れなくなったこともあります。改良改善をして、特許を11、意匠登録は23、知的財産権は30くらいあります。
ケロコ・・・儲かってそうですね。
きつい・・・いや、まだ儲かってませんね。特許も新しいから知らないんですね。売るための努力をしなければなりません。国内外に発信しています。
ケロコ・・・どのくらい種類があるんですか。
きつい・・・100種類以上あります。ペット用や家畜用のバイオトイレ、生ゴミ処理機、介護用家具調イス式バイオトイレなどもあります。
ケロコ・・・今まで困っていたことや、仕方ないと思っていたことなどが、このトイレだけで本当に楽になるんですね。すごいわ。

世界が注目!
ケロコ・・・バイオトイレは海外からも注目されているそうですね。
きつい・・・日本はトイレに困っていないので、あまり普及していません。でもジャイカ(国際協力機構)を通して41ヵ国から見学に来ています。
ケロコ・・・環境問題にも関わっていますね。
きつい・・・人口過密による水汚染が深刻な発展途上国の都市環境改善にも役立っています。
ケロコ・・・水を使わないというのがポイントですね。配管もいらないし、なにより環境にいい。
きつい・・・21世紀の水環境はバイオトイレで守ることができます。災害時にも対応します。公園やグラウンド、学校、公民館などにバイオトイレを設置しておけば、 普段も使えるし、非常の場合は必要な所に移動できます。
ケロコ・・・これはもう検討するとかいう問題じゃないですよね。バイオトイレは魔法のトイレですよ。使っているバイオトイレのオガクズさわってるし、臭くないし。生ゴミ用というのは家にもほしいな。
きつい・・・生ゴミも同じですからね。ただ残る物が多いので、オガクズ交換はバイオトイレより早めにしなければなりません。そして有機肥料と無機肥料の二つができます。
ケロコ・・・土の中からもらった物を土に戻すという、きわめて当たり前で、でも難しかったことが実現してる!世界が必要としてますよ。
きつい・・・トイレから世界を見ると色々な物が見えて来ます。
ケロコ・・・旭川ブランドで頑張って下さい!

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道北4社 技術に評価
中小企業 元気な300社選定
北海道新聞(2009年5月8日)より抜粋

 中小企業庁の2009年版「元気なモノ作り中小企業300社」に道北地方から、 旭川市内の3社と上富良野町に工場を持つ1社の計4社が選ばれた。 道内全体からは12社で、この3分の1を道北勢が占めたことになる。
4社は、モーター製造のコスモメカニクス(旭川)、農機具製造のエフ・イー(旭川)、 バイオトイレ製造の正和電工(旭川)、液晶部品製造の内田工業(東京)=上富良野町に工場。 斬新さや完成度、地域貢献度などから選ばれた。
同庁によると、コスモメカニクスは、軽量、高出力のモーターを使った電動刈り払い機が評価された。 「全国の草刈り作業を楽にしたいと考えた」と岩谷公明社長。軽くて振動が少なく、既に4000台を売り上げた。
葉付きダイコン自動洗浄機の開発が評価されたエフ・イーの佐々木通彦社長は「ブラシでなく水圧で洗う工夫でダイコンを傷つけない」、 水不要のトイレを開発した正和電工の橘井敏弘社長は「微生物でふん尿を分解するので災害対策など時代に合う」と話す。
内田工業は、テレビやパソコンの液晶画面用のバックライト用電極に寿命の長いモリブデンを使う技術を確立した。
9月には初の「旭川ものづくり博覧会」が旭川市内で開かれる予定で、 旭川商工会議所の新谷龍一郎会頭は「旭川の製造業の底力が認められた」と話している。(森田彰)

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正和電工のバイオトイレ 災害用で需要増狙う
設置規制の緩和に期待
北海道新聞(2009年3月11日)より抜粋

 バイオトイレ製造販売の正和電工(橘井敏弘社長)が、業界に参入して15年。 当初は大雪山系を仰ぐ旭川らしい環境分野や、介護が必要な家庭での利用を想定していたが、 現在は災害時の断水対策としての需要掘り起こしを模索する。 そのためには規制緩和が不可欠で、国への提案を粘り強く続けている。
「ふん尿処理の仕組みは十分。適切に維持管理されれば悪臭もない」。 2月末、規制緩和について検討するため、国土交通省の担当者が初めて同社を訪れた際、 社内に設置したバイオトイレの性能や管理状況を点検して、こう感想を述べた。
同社は1995年、家電卸に加えバイオトイレの開発に乗り出した。 処理槽内のおがくずだけで、ふん尿を水と二酸化炭素に分解する方式を採用。 旭山動物園や大雪山系黒岳などに設置してデータを集め、改良を重ねた。 価格は最も売れているタイプで一基約100万円。
同じ旭川工業団地の家具製造や鉄骨加工会社などと連携して150種類を製造し、 これまでに海外7ヵ国を含めて約1700台を売った。 介護家庭や道内外の山岳地域への設置のほか、全国屈指の入場者数を誇る旭山動物園でも、 現在21台が利用されている。
環境保全を目的に、富士山や昨年の北海道洞爺湖サミットの会場にも設置され、独自の技術が国内外から注目された。 旭川市内には別の方式のバイオトイレを生産し公園などに設置している企業ももう1社ある。
ただ、最近の正和電工の売り上げは年間約200台と頭打ちが続く。 ふん尿処理能力や維持管理面での改良とともに、販路拡大が課題となっている。
そこで目を付けたのが、災害時の断水対策としての活用だ。 バイオトイレは下水を使わないため、「地震などで断水の際に役立ち、水洗と共存できる」と橘井社長は強調する。
だが現在は、建築基準法により市街地などの下水道処理区域では水洗以外のトイレ常設が認められていない。
このため同社は2005年から、市街地での常設を可能にする規制緩和を国に提案してきた。 長年、「なしのつぶて」だったが、今年2月の国交省からの回答で初めて「防災拠点の代替手段の選択肢となりうる」という一文が盛り込まれた。 それに続く現地視察という動きに、同社は期待を寄せている。(旭川報道部 森田彰)

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コラム「春秋」より
日本経済新聞(2009年2月21日)より抜粋

 首相官邸に取材に行った時にトイレを拝借した。教えられた方向は真っ暗。遠慮せずに進むと、明かりがつく。 いまは珍しくない省エネシステムだが、官邸のトイレは窓のない場所にあり、本当に真っ暗だ。知らないと戸惑いを感じる。
▼官邸は厳重な検査を通った人ばかりだが、駅など公共の場所のトイレには、このシステムは適さないかもしれない。 暗いなかに入っていくのは怖いし、絶えず人が出入りしていれば、いつも明るくなっているから省えね効果が少ない。 明るいのが自然な状態なのか、暗いのがそうなのか、以外に深い問題でもある。

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国交省、近く旭川視察
バイオトイレ市街地常設化 災害時の有効性を探る
北海道新聞(2009年1月27日)より抜粋

 バイオトイレ製造販売の正和電工(旭川市工業団地1−1)が災害時のトイレ対策として市街地に常設できるように 国に規制緩和を求めている問題で、国交省が近く、現地視察することになった。 「ハードルはなお高いが、現地視察は前進」(内閣府の規制改革推進室)と話している。
同社のバイオトイレは処理槽内のおがくずで、ふん尿を水と二酸化炭素に分解し、下水を使わない。 断水時にも有効だが、建築基準法で下水道処理区域では水洗以外の常設が認められていない。 同社は2005年から、文書で計6回の要望をしており、今回初めて視察が実現する。
同社によると、国交省の担当者が道内入りする日程に合わせ、29日と2月に同社を訪れる予定という。
橘井敏弘社長は「水洗と共存できるので災害時に有効」と強調。国交省は「災害対策として実際に見てみる」 (都市・地域整備局下水道企画課)と関心を寄せている。
日本トイレ研究所(東京)によると、全国30社ほどの主なバイオトイレ業者のうち、 常設を可能にする規制緩和を求めているのは正和電工だけ。(森田彰)

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以外な”導入効果”をもたらした?
設置5シーズン目迎えた黒岳トイレ
メディアあさひかわ(2009年2月号)より抜粋

 大雪山国立公園の登山道脇に散見された”白い残骸”がほとんど見られなくなった。 平成15年秋に黒岳層雲峡勇駒別線道路(歩道)事業付帯公衆便所(通称・黒岳トイレ)が導入され、 心ない登山者によるマナー違反が激減したためだ。
このトイレを管理する上川支庁などは、この間の運用状況をまとめたが、利用者数は運用初年度の1万8千人台をピークに、 その後、1万4〜5千人台をキープし、20年度は1万人台に落ちた。
利用者数激減の多くは、管内への観光入り込み数自体が減少していることに起因するようだが、 「登山者のマナー向上に伴い、なるべく黒岳トイレを利用しないよう、携帯トイレを持参したり、 入山前に登山口で用を済ますなどといった意識が醸成されている結果ではないだろうか」と上川支庁環境生活課では見ている。
登山者のマナー向上については、かつて登山道のそこかしこに見られた弁当箱や空き缶などがほとんど見られなくなったことにも示され、 毎年8月に実施している「自然公園クリーンデー」のごみ拾い活動も昨年からふもとの温泉街で実施しているほどという。
このなか、黒岳トイレは利用不能になるような大きなトラブルもなく、利用者にお願いしている利用協力金については、 シーズン当たり約143万円から約92万円という数字になった。「この協力金は、期間中4〜5回行うオガクズの交換や、 それに伴うヘリ運搬の経費などに使われている」と環境生活課。
残る課題は、機能面での2つの問題。導入しているバイオトイレには、便槽内ヒーターや換気、照明のため、 風力などによって電力を供給しているが、「平地では考えられないぐらいに強い風がクルクル風向きを変えるため、 風力発電の羽根が度々破損している」状況で、今はさらなる改良を進めているところという。
もう一つは、利用ピーク時、便槽内に大便と小便が一度に大量に入ると、微生物が働きにくくなり、 結果的にバイオトイレとしての性能が落ちてしまうため、「今、業者さんに小便と大便を分離して処理することができないか、 検討を進めてもらっている」。
いずれにしても、バイオトイレの導入が、登山者の意識を変えるきっかけとなり、登山者全体のマナー向上につながったとすれば、 ”導入効果”は予想以上といっていいようだ。

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ニューズウィークに掲載
メディアあさひかわ(2009年1月号)より抜粋

 「なんとも忙しい年でした」と1年を振り返るのは、正和電工(株)の橘井敏弘社長。
同社は水を使わない画期的なバイオトイレを考案し、旭川から全国、世界に発信している元気企業。 昨年は、洞爺湖サミットの会場にも地球に優しいトイレとして活用されるなど世界に注目された。
とりわけ、世界的な経済専門誌ニューズウィーク(日本版)が特集した「世界が注目する日本の中小企業100社」に 同社が選ばれたことに対し、「これ見て、読んで。すごいよ」と喜ぶ。
また、全国ネットのテレビ番組に取り上げられたこともあって、国内からの見学者、資料請求の要望が10月だけで143件も殺到。 海外からも、学者、研究者が同社に訪れ、バイオトイレを見学。その数は累計で中国、韓国、インド、ベトナム、イギリス、モロッコなど 41カ国にも達しているなど、世界的にも注目された。
「既に1700台のバイオトイレが販売されていますが、9割以上が本州市場が得意先。当社のバイオトイレは、 今や各方面から注目されていますが、飛行機にたとえればまだ離陸に至っていない。これから大きく羽ばたく」ときっぱり。
「そのためにも必要なのは販売力。技術を持っていても、市場を開拓する販売力を持たないために販路が拡大できない企業が 旭川にも数多く埋もれているので、何とかすれば旭川はもっとよくなる」と、さすが前向きな同氏らしい発言がぽんぽん飛び出す。

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