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クォリティ23年4月号に弊社が掲載されました 2023.3.23

処分しやすく再資源化も ホタテ貝殻の「粉砕装置」開発

 バイオトイレで知られる正和電工(本社・旭川市、橘井敏弘社長)は、「ホタテ貝殻粉砕装置」を開発、販売している。
 この装置はホタテの貝殻を2~10㎛の大きさに粉砕できる(※1㎛は1000分の1㎜)。粉砕した貝殻の粉はカルシウムを豊富に含んでいるので、再資源として農業肥料やコンクリート骨材などに活用できる。
 1回の処理能力はホタテ貝殻およそ15㎏で5分。装置のサイズは、縦74×横130×高さ117(㎝)と小型なので、スペースをとらずに設置できる。価格は319万円(税込)。
 ホタテの産地に行くと、道路わきにホタテの貝殻が山積みされている光景を目にすることがある。
 「ホタテの加工場から貝殻の処分に苦慮しているという声があり、貝殻の全体量を小さくできれば、処分しやすいと考え、開発しました。この装置はSDGsの観点からも土壌汚染などの環境問題に大きく貢献できます」と橘井社長。