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北海道新聞に弊社が掲載されました 2016.11.18

旭川商工会議所 企業のベトナム進出支援

 旭川商工会議所は27日から5日間の日程で、世界自然遺産ハロン湾があるベトナム・クアンニン省に視察団を派遣する。
 機械金属工業・農業・環境分野の会員企業に加え、旭川市も初めて参加する。現地ではバイオトイレ製造販売の正和電工が水質汚染の改善に向け、自社製品の普及を進めており、官民で旭川地域の技術力と製品を売り込み、企業の海外進出を後押しする。

 旭川商工会議所の工業委員会事業の一環。視察団のうち、会員企業は農業機械製造のエフ・イー、緑化・土壌改良会社のグリーンテックス、正和電工、谷口農場など。旭川信金、市経済観光部産業振興課も含め、計12社・団体の経営者や幹部らが参加する。ベトナム・クアンニン省とつながりがある建設コンサルタント会社の長大(東京)が視察に協力する。
 一行は、27日に旭川空港を出発し、成田空港経由でベトナム・ハノイに到着。28日は地元企業の農場や加工場などを視察し、クアンニン省や地元企業の幹部と懇談する。29日はハロン湾の視察や農業分野の地元大学を訪問。30日は人材育成の教育機関などを訪れ、12月1日に旭川に戻る。
 ハロン湾と周辺地域では、正和電工が国際協力機構(JICA)の中小企業海外展開支援事業の一環で、昨年からクアンニン省政府と連携して観光施設や学校、一般家庭などへのバイオトイレと浄化装置の設置を進めている。現地に適した排水システムの構築や設備の普及を目指す。
 現地では、観光のほか、農業振興や環境改善などにも力を入れているといい、視察団は事業展開の可能性を探りたい考え。
 商工会議所は「これらの分野で旭川の企業は貢献できる力がある。ベトナムでの需要を探り、旭川地域の高い技術力を知ってもらう機会にしたい」と期待している。